2012年 年頭のあいさつ

 未曽有の大震災と原発事故による混乱と苦渋に満ちた1年が明けました。放射能汚染の拡がりは、子どもの健康への不安を増大させ、農産物や海産物への影響はじわじわと明らかになり、長期に及ぶことが予測されます。
 これから本格的になる被災地の復興、特に原発立地の福島の復興は、困難を極めるものですが、住み慣れた故郷を離れ、仕事を失った中で、生活しなくてはならない方々の思いに寄り添いながら、働くもの同士の連帯のもと、息の長い支援が求められています。
 東京都においても、雇用環境の悪化、地球温暖化対策、持続可能な農業経営、医療・保育・介護の充実など、従来から継続する生活課題に加え、防災対策の見直しなど、3.11で得た教訓を活かして早急に対応すべきと考えます。
 
 新しい年が、被災地の人々をはじめすべての人々にとって、希望の道筋をさし示す年となりますよう、あわせて皆さまのご健勝をお祈り申し上げます。
東京・生活者ネットワーク
代表委員/都議会議員 西崎光子

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2012年を迎えて