立憲主義をなきものにしようとする安倍政権下の「特定秘密保全法案」に反対の声を! 10.29日比谷野音集会に結集しましょう

安倍政権は、市民の知る権理や基本的人権、報道の自由を侵し、監視国家化させる、非常に危険な「特定秘密保護法案」を、国民的議論のないまま[注]、先週10月25日に閣議決定し、今国会で成立させようとしています。

この法案が成立すれば、これまでも隠されてきた外交・防衛など安全保障に関わる問題、核・原子力問題や原発事故に関する情報がさらに隠され、それを知ろうとする人々が重罰対象にされる恐れが強まります。

「秘密保護法を考える市民の会」が10月21日品川区の大井町駅前、22日多摩市の多摩センター駅前で実施した、街頭シール投票(意識調査)の結果

現在、この法案に危機感を持つおおぜいの市民らが首相官邸前などで抗議行動を続けており、生活者ネットワークも参加してきましたが、明日10月29日(火)には、「フォーラム平和・人権・環境」(平和フォーラム)の主催・呼びかけで首都圏最大の、この法案に反対する市民集会が日比谷野外音楽堂で開催されます。

憲法を守り生かすために、反核・反戦、市民が平和のイニシアティブをとるために、原発情報を隠させないためにも、この法案に対する「絶対反対!」の声をあげましょう!

注:国のかたちを左右する最重要問題であるにも関わらず、「特定秘密保護法案」の概要に関するパブリックコメントは、たった2週間(9月3~17日)で打ち切られた。電子メールなどで寄せられた9万480件の意見は、「 法案に反対」が6万9,579件と約77%にのぼり、「賛成意見」は1万1,632件(約13%)に過ぎなかった。

 

(以下、転載)

●秘密保護法案と立憲主義否定の国づくりに反対する10.29集会

■日時:2013年10月29日(火)18:30~集会 19:45~デモ出発(デモコース等は調整中)

■会場:東京・日比谷野外音楽堂(日比谷公園内)

 ※地図はこちらから http://hibiya-kokaido.com/yaonpage.html

■内容:集会と請願デモ(詳細は調整中)

■主催・呼びかけ団体:フォーラム平和・人権・環境(03-5289-8222) 

●チラシはこちら http://www.peace-forum.com/10.29flyer02.pdf

安倍政権は、「国民の知る権利」を真っ向から否定し、安全保障に対する国民「義務」が民主主義よりも高い社会規範であるとする、特定秘密保護法案の臨時国会での可決をめざしています。「公共の安全」、「秩序の維持」という曖昧なモノサシで秘密の範囲を政府が恣意的に広げ、外交と防衛の最も重要な情報ほど国民に知らせない、これほど危険な法案はありません。「安全保障をめぐる環境が変わった」と言いながら、東アジア諸国との関係改善を怠り、自ら生み出した緊張を利用して、憲法の三大原則と立憲主義を本気で破壊しようとしているのが現在の安倍政権です。国民の政治参加は、「知る権利」によって成り立っています。この「国民の知る権利」の裏返しとして「表現の自由」「思想信条の自由」があり、国による巨大な情報操作を許さない原則が日本国憲法の根幹でもあります。また、特定秘密保護法案は、防衛審議官の新設や内閣の国家安全保障機能強化と日本版NSCの設置、そして集団的自衛権を体現する国家安全保障基本法と深く関連しており、憲法の条文を変えないで、実態として憲法を空洞化させる一連の政策のさきがけです。このような情勢認識に立ち、平和フォーラムが呼びかけ、実行委員会による集会を開催します。どなたでもご参加いただけます。

活動報告
狛江市議会議員 吉野芳子
国立市議会議員 小川ひろみ