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介護保険はじめの一歩

・・・おとしよりの気持ち・・・

 先日知り合いのKさん(86歳)が介護保険を使うための申請手続きに同行しました。10年程前長年住み慣れた町を離れ、ひとり暮らしの息子さんのいる狛江市に移り住まわれた方です。家事などは何とかこなせていたものの、体が思うように動かせない時もあり、「介護保険ではどんなことをしてもらえるのか知りたい」と思う一方で、「市役所の職員の方は忙しそうで、私のために時間をとるのは申し訳ない。」と一日延ばしにされていたそうです。

・・・はじめの一歩
    遠慮しないで申請の手続きをしていただくには・・・

 介護保険の申請手続きはとても簡単にできます。市役所ロビーを入って右の福祉総合相談窓口で「介護保険の申請をしたい」と申し出て、申請用紙にご本人の住所、氏名、生年月日、電話番号、同居している方の名前、年齢を書き込みます。もうひとつ必要なのが、かかりつけのお医者さんの名前、住所、電話番号です。{診察券を持っていくと便利です。)
 申込みを済ませると市役所が直接医者に意見書の提出を依頼します。Kさんは足が痛くて、通院が大変になり、2年程お医者さんにかかっていませんでしたが、介護保険の申請に必要な診断をしてくれる医院の一覧表をもらい、後日受診することになりました。
 1〜2週間で市から調査員が訪問すること、判定がでるまでにさらに2週間ぐらいかかるとのことでしたが、ご自分が必要とするサービスを利用するための一歩を踏み出しました。

・・・本当にサービスの必要な人が使える制度にしていきたい・・・

 介護保険が始まって3年、介護の社会化が少しずつすすんでいます。でも新聞やニュースでは見ていても、ご自分が介護保険を使おうと思うまでに、おとしよりは本当に長い間不自由な生活を我慢していらっしゃるのだと改めて感じました。マンションの一室で孤独な生活を送っているおとしよりが大勢いらっしゃいます。
 地域の人間関係が薄くなっている現在、民生委員の方などが高齢者のお宅を訪問して、ゆっくりとその方のお話を聴くしくみをさらに充実させることや、おとしよりが気軽に相談できる場づくりが早急に必要だと強く感じた一日でした。