サイクルシティをめざして

 平坦で小さなまち狛江は、どこに行くにも自転車が便利。都心から車で30分という立地条件も幸いしてか、狛江市民の車の保有台数は近隣市と比べて少ない。自転車は環境負荷も少なく、健康的でしかも経済的。コンパクトなまちのよさを活かすサイクルシティを目指したいと、市民と共に活動している。

 サイクルシティを実現するにはいくつかの条件がある。

 まずは自転車の安全走行に関する子どもたちを含めた市民の啓発。歩道を走る自転車は、おとりよりや障がいのある方にとって凶器にもなる。ぶつかった、怖いという声は多くの市民からお聞きする。6月1日から改正道路交通法が施行された。13歳以下の子ども、70歳以上の高齢者と障がい者は歩道を走ることができる。また自転車走行可の標識のある歩道では自転車を走らせることができる。あくまでも走らせていただくという気持ちが大事。車と違って、自転車に乗るには免許はいらないが、マナーの徹底が必要だ。学校教育の場でも安全教育を進めなければならない。

 自転車愛用者にとっては、使いやすい駐輪場の整備が急がれる。議員として一般質問などで駅前の放置自転車対策も取り上げてきた。市は狛江駅前の駐輪施設は足りていると答弁していたが、最近は収容可能台数を超える自転車利用があり、放置自転車が増え続けている。ひきつづき小田急線の改札口にアクセスのよい駐輪場や使いやすい駐輪設備を整えることを求めていきたい。

朝の駅頭にかけつけてくださった参議院議員・元生活者ネットワーク代表委員の大河原雅子さん(右)と

 

高い理想と目の前の課題を解決する実践的な視点を

上村英明さんからのメッセージ

2月2日(金)中野サンプラザで東京・生活者ネットワークの新春の集いが開かれた。第1部では市民外交センター代表・恵泉女学園大学助教授の上村英明さんからメッセージを頂いた。上村さんは2004年1月東京ネットが主催した学習会「私たちはテロ以降をどう生きるか」で不安感から監視社会に陥ることの危険性を指摘されていた。

9.11以降、暴力によって自由・民主主義を作る動きが加速され、2年前のアメリカ中間選挙ではブッシュ氏が大きな支持で再選された。たが、そのアメリカでさえ、昨年11月の上下両院選挙で民主党が圧勝し、ブッシュジュニアのイラク政策にNO!を突きつけた。数多くの女性議員が当選し、ナンシーペロシさんが女性として初めて下院議長の座につくなどの変化もある。

日本も変化の兆しが見える。今こそ、高い理想と目の前の課題を解決する実践的な視点を持って、ネットがしっかりと活動を広げてほしい。「教育基本法を再び変えることだって、できる」とエールがおくられた。

そうだ!力による政治にNO!と言おう。政治を諦めない多くの市民に、「こだわって地域  変えます!議会 つくります!仕事」を元気に訴え、市民自治を広げていこう。

秋晴れの市民まつり

 今日は、第30回狛江市民まつりでした。農業祭、商工祭、文化祭と市民祭が同時開催という狛江市の一大イベントで、大勢の市民が笑顔があふれた一日でした。

 朝パレードの集合場所に向かう9時過ぎ、すでに両手いっぱいに狛江の野菜を買い求めた方たちを見かけました。売り場も長蛇の列で、地元の新鮮な野菜を求める市民がこんなに大勢いる!とうれしくなりました。野菜の宝船、毎年立派で感心していたので、思わずシャッターを押したのですが、背景に15階建ての公団住宅が写っていて、都市化の中で、懸命にがんばっている狛江の農業を象徴しているように感じてしまいました。

 下の写真は狛江の野菜を使ったレストランを作りたいとの夢にむかって、資金稼ぎに味噌おでんを販売するI LOVE KOMAE のメンバー(ネットの大場てる子さんも参加しています)。本当は狛江産の野菜を使いたかったけど、宝船やら産直販売に使うので手に入れられず、今日の大根は生活クラブのデポーで仕入れたそうです。100本分の大根の葉っぱも、ちゃんと利用。ごま油でいため煮にして、おでんにつけてあって、これがとってもおいしかったです。ご馳走様!

 セントラル公園は、ボーイスカウトの皆さんが、公園の木々をうまく使ってモンキーブリッジや滑車すべりなどをつくってくださり、冒険遊び場に大変身していました。こちらも子どもたちの長い列ができていました。こんな遊び場、いつもあったらいいよね。

 今年10月に住民交流友好都市となった山梨県小菅村の炭火で焼いたやまめもおいしくいただきました。多摩川の源流、いつか訪ねてみたいです。

 関係者の皆さん、ほんとうにお疲れ様でした。

サイクルシティ実現までの、遠い道のり?!

9月議会一般質問報告

1.歩行者の安全とまちづくり〜積極的な交通政策を
 
 自転車は環境に負荷を与えず機能性が高い、また健康増進や交通費節約などの面からも、優れた乗り物です。

 狛江市では2001年2月に策定された都市計画マスタープランの道路・交通に関するまちづくりで「小さくまとまった市街地規模や平坦な地形を生かして、自動車利用から自転車およびバス利用への転換を促し、環境への影響が少ない交通システム作りの検討が必要」とされていますが、自転車利用に関して新しい交通システム作りは緒に就いていません。

■全国的にも自転車専用道路の確保は難しく、幅の広い余裕のある歩道については、公安委員会が自転車の通行を許可していますが、あくまで車道寄りの部分をゆっくり走ることがお約束。 こうした交通ルールを学校の授業でも教え、また市民にも広報する必要があります。

■今後建設予定の都市計画道路では、自転車走行空間を歩道に確保するよう要望しましたが、東京都が「有効幅員3.5メートル以上、施設から施設へなど目的がはっきりしているものに限るとしている」事を理由に消極的な答弁でした。

■狛江駅周辺では乗り入れ台数が駐輪場の収容可能台数を上回っていることが分かりました。駅周辺200mに自転車を放置し てはいけない、と条例で決めてありますが、駅前での買い物や エコルマホール利用者のための駐輪場が充分に用意されていな い現状が問題です。駅周辺の側道や歩道の一部にコイン式の駐 輪施設を設置することを提案しました。今後検討していくとの 答弁でした。

■狛江市ではまちづくり条例で市民からまちづくりへの提案制度がありますが、市の計画に反映させるには、タイミングや予算 確保などの問題があります。国立市では自転車は欠かせない存在であり、それを受け入れていく都市計画を考えなければならないとの決意のもとに、市民参加の「自転車の似合うまちづくり検 討会」を設置。提言に基づいた施策が始まっています。狛江市 でも市民の思いを受け止めて、積極的な交通政策を検討してい く時だと思います。

防災公園<前原公園>での防災訓練

 今日は狛江市の総合防災訓練が行われました。私は和泉小学校と前原公園での訓練に参加しました。

 ところでこの穴は何だと思いますか?
実はこれが災害トイレ用のマンホールのふたをはずしたところです。これなら後始末も簡単ですよね。前原公園の防災備蓄庫の脇に10個用意されています。今日は下の写真のように、車椅子でも利用できる障がい者用トイレを職員が組み立てました。ふたの周りに青いビニールシートを敷き、その上に洋式トイレを設置して、周りを囲い、屋根をつけるという手順で5分ほどで出来上がり。できれば車椅子の方にも参加いただいて、使い勝手など試していただいたらどうでしょう。

 この公園には100トンの貯水槽や井戸があり、これがいざというときには消火や、飲料水としても使われるようです。管理棟には浄水器も用意されているとのことでした。これもいざというときにはどうやって使うのか、みんなでやってみれば安心感が増すのでは。

 今日は総合防災訓練、地区防災訓練などが一斉に行われ、消防署、消防団のみならず職員の方たちも大活躍。本当にお疲れ様でした。
 いざというとき、まず力を発揮するのは地域の方たちの助け合い。大勢の市民の方に参加していただきながら、少しずつ、市民の防災行動力を高める訓練を積み重ねていきたいですね。

 下はバケツリレーに使われた井戸。うっかり列の最後に並んだら、最後にバケツを受け取って火を消す役回りになり、バケツリレーの写真は撮りそこないました。

 うす曇で、雨も降らず、防災訓練日和。秋のトンボもずいぶんたくさん飛んでいました。

国民保護協議会 ‘30分非公開’の怪??

市長は淡々と仕事をこなす

 
 今日の午前10時から第1回国民保護協議会が開かれました。傍聴者は私を含めて3人。会場の特別会議室の前に傍聴者用の椅子が用意され、傍聴にあたっての注意事項が書かれた用紙が手渡されました。なんだか物々しい雰囲気・・・。

 第1回目の会議は市長から委嘱状の伝達という儀式があるので、少しは待たされるのは覚悟していたものの、なんと傍聴の許可が下りたのは開始から30分後。
 「えーどうして!会議公開の原則でしょ。」と待たされているうちに疑問がふつふつ。これまでなんとなく見過ごしていた会議の公開のあり方、こんなものでいいんでしょうか。
 考えてみれば、諮問にあたっての市長の挨拶が、私が最も聞きたかったところだったんですよね。「有事法制に疑問を持つ市長が敢えて国民保護計画を諮問することを、協議会委員の方たちにどう伝えるのか。」

  結局傍聴できたのは、事務局による国民保護計画作成の基本的な考え方と今後のスケジュールの確認で20分で終了。
 作成の基本的な考え方としては、国および東京都が示した方針にもとづいて行うこと、狛江の地域特性を踏まえ武力攻撃事態等において実効性の高い計画となるよう配慮することなど。

<留意すべき地域特性>については以下の点が挙げられました。
○人口密度が高く避難場所の確保が課題。
○避難場所となる公共施設が少ないことから、隣接市区からの避 難を想定すると避難場所が不足する。
○典型的な住宅地で、昼間市外に通勤・通学している市民の安否 情報などの把握が困難。
○全市的な避難が必要な状況下では、多摩水道橋に避難住民が殺 到し、円滑な避難を行えない可能性がある。
○平坦な地形で避難が救援が容易。
○攻撃対象となりえる施設が市内、周辺都市に複数ある。
 
 第1回目の会議を傍聴する限り、まったく狛江の独自性は感じられず、国、都の指針に従ってコンサルが計画案を作り、それに協議会が意見を申し述べる、ということのようです。
 次回9月上旬には計画素案、11月上旬には計画案が協議会に提示されるそうです。全国同じように淡々と計画作りが行われ、「住民が取るべき行動等に関する啓発」などが行われるようになるんでしょうか。

雨の中、臨場感あふれる水防訓練

日ごろの備えは、大事です。

 
 「狛江」といえば、多摩川堤防決壊で住宅が流された映像を思い浮かべる人もいるぐらい、1974年の水害は衝撃的でした。その教訓をもとに毎年行われている水防訓練には議員になってから4回目の参加。

 昨年9月台風による集中豪雨で、市内で70戸も床下・床上浸水の被害にあった今年は、建設業協会・狛江防災会・女性防火の会・災害時支援ボランティアの方々などの協力団体のほか、一般市民へ参観、訓練の参加が呼びかけられました。

 写真上 
 中洲に取り残された人をゴムボートで救助。つい最近、
 24日(水)調布市国領町で、雨で増水した野川の中州に女児 2名が取り残され、約20分後調布警察署員に無事救助され  た、というニュースもありました。

 写真左下
 都市型浸水被害に備えて、身近にあるもので土嚢の代用。
 ゴミ袋を2重にして、水を入れ、ダンボールなどに入れる。ポ リタンクやプランターも活用できます。写真では、はしごをブ ルーシートで覆い、水の流入を防ぎます。
 最近はチップとでんぷんを麻袋に詰めた簡便な土嚢も市販され ているとのこと。水を含むと膨らむそうです。

 写真右下
 雨の中、皆さんお疲れ様でした。
 

多重債務者の生活再生を支援する生活サポート生協

まっとうな貸し金業? 「生活サポート基金」 出資者も募集中

 
 チワワを登場させたコミカルなテレビコマーシャルなどで、じわりじわりと市民生活の領域に入り込んできた消費者金融。「ご利用は計画的に」とは言っているものの、借金をすることへの心理的ハードルを低くし、誰でも気軽にATMなどで借りられることや高金利がセットになって、問題を引き起こしています。消費者金融などからの借金を原因とする自己破産者は年間約20万人、負債など経済的理由の自殺者も年間約8000人に上ります。貯蓄のない家庭が20%を超えるというデータもあり、リストラや事故・病気などでまとまったお金が必要になった人が、小額借りたお金がきっかけで多重債務に陥ることもあります。

 きょうは生活者ネットワークの前都議会議員藤田愛子さんから、市民が市民を救う社会を目指した生活サポート生協設立についてのお話を伺いました。

 生活サポート生協・東京が多重債務者の救済に乗り出すのは、借りる側の意識の問題だけでなく、消費者金融が行っている高金利(平均24.1%)と過剰な取立てが、構造的な債務者を作り出している実態があるからです。
 利息制限法では18%未満(10万円以上〜100万円未満)を上回る利息契約は無効であるにもかかわらず、業者側は出資法(29%)を根拠に、法外な金利を設定しているのです。この二つの法律の金利差=グレーゾーンのお金を取り戻すことは可能です。法外な金利に異議申し立てをして、きちんと正当な返済額を返していく作業を進める支援を、生活サポート生協が行います。
 生協設立には300人以上の組合員(出資金5000円)が必要で、現在賛同者を募っています。

 また生活サポート生協では、中間法人「生活サポート基金」をつくり、すでに貸し金業の登録を済ませ、消費者救済資金貸付事業の原資となる「個人再生ファンド」出資者を募集中。金利1.5%、6年償還です。預金先としても、遜色ないですよね。
 
 最近は、環境や人権にやさしく、地域・社会のためになるお金の預け先、NPOバンクやコミュニティファンド、エコ貯金などに関心のある人も増えているようです。

 貸し金業の裏には大手銀行が控えているとか。自分のこだわりにあった暮らし方だけでなく、お金をどこに預けるか、預けたお金の使われ方にも目を向けたいですね。

  ■問い合わせ 電話03-5355-3068
        FAX 03-3324-3444
   生活サポート生活協同組合・東京
   有限責任中間法人生活サポート基金

 
 *あちこちのお宅できれいなバラを見かけます。
  赤い花は 「ブラシ 」という名前だそうです。
   
 

なぜ市議会で、オリンピック招致の決議が必要なの?

会派代表者会議報告

■6月議会提出予定議案

 本日、6月議会に向けて会派代表者会議が開かれました。予定提出議案の主なものは ①国民健康保険特別会計と老人保健医療特別会計の補正予算の専決処分の承認(05年決算で歳入不足が見込まれるために06年予算を繰り上げて充てること) ②一般会計補正予算(職員の住居費、特別勤務手当て、通勤手当について条例改正が行われたための減額など)③非常勤職員の公務災害補償に関する条例改正(自宅からだけでなく、職場から公務に向かう場合も対象とするため) ④人権擁護委員の推薦 などです。
 詳しくは、後日市議会ホームページをご覧ください。

■第31回オリンピック競技会の東京招致・市議会の対応

 昨年9月石原都知事が第31回オリンピック競技会を東京に招致することを表明し、都議会でも 招致決議文が採択されてしまいました。都議会生活者ネットワークは、計画の全貌や事業費が明らかにされておらず、また多摩国体に続けて巨大イベントを行うことによる財政負担が将来世代への負の遺産となることなどから、東京に二度目のオリンピックを招致する意義を見出すことができないと、反対を表明しました。

 06年第一回都議会定例会の知事の施政方針では
・私たちは、時代、立場を超えて持ち続けるべき鉛直な価値の機 軸、言い換えれば日本人としての「志」を置き去りにしてい  る。
・今なすべきことは国家・民族として真に向かうべき方向を見定 めて、「自ら立つ国」としての自己を取り戻していくことであ る。
・そうした意味からも、2016年の開催をめざす東京オリンピ ックは、日本の底力と成熟都市・東京の存在を世界に対して示 す縁としなければならない。(抜粋)
などと述べており、スポーツの祭典としてのオリンピックを、まるで違う目的に利用しようとしていると思わざるをえません。

 東京オリンピック招致本部長から市議会議長会あてに「東京都民全体の運動として盛り上げていくために・・・特段の配慮をお願いする」文書が出されたことから、狛江市での対応をどうするか、26日の議会運営委員会で議論することになっています。

 私は国威発揚のためともいえる都知事のオリンピック招致に対する考え方そのものに賛同できません。 
 皆さんはどう思いますか。ご意見をお寄せください。 

土屋塚古墳発掘調査報告書ができました。

5世紀中葉、造出付円墳と判明

 この欄でもたびたび取り上げている狛江市史跡土屋塚古墳について、発掘調査報告書が教育委員会から発刊されました。

 これまで土屋塚古墳は6世紀前葉に作られたものとされてきましたが、今回周溝から出土した円筒埴輪片からこれまでの想定を大きくさかのぼって5世紀中葉に作られたものであることが判明。また古墳の周りは、戦時中に軍需工場が作られたことなどから掘り返されたり、埋め戻しが行われたことがあったものの、東側に小規模な造出部を伴う造出付円墳であることが確認されました。地下式墓も発掘されています。また樹木の根などによる影響が心配された主体部についても良好な状態で残されているとのことです。
 出土した埴輪の製作技術からは、世田谷の野毛大塚古墳と同様に、狛江地域にも畿内王権からの影響を受けた集団が存在していたことが裏付けられると報告されています。

 周溝に散らばっていたたおびただしい埴輪片をパズルのように復元する作業は、きっとわくわくするロマンに満ちたものなのでしょうね。こうした調査からさらにどんな検証が積み上げられるのか、楽しみです。

 市役所2階市民課のショーケースに復元された円筒埴輪が展示されています。また報告書は400円で頒布されています。