真剣に福祉!

誰でもが自分らしく暮らすために

 市長選挙と市議会議員補欠選挙の投票日が6月22日に迫っている。雨にも、肌を突き刺すような紫外線にも負けず、市内を自転車で駆け巡る毎日。何よりうれしいのは、ガンバッテと声をかけてくれる市民の方々の笑顔、そして都内各地から応援にかけつけてくれる生活者ネットワークの仲間たちの熱気あふれるエール。
(写真は応援に駆けつけてくれた左から国立市議 小川ひろみさん、福生市議 阿南育子さん、江戸川区議 新村井玖子さん)

 生活者ネットワークは、政治をあきらめない市民の政治団体。政治を生活の道具として使いこなそうと呼びかける。

 2000年にはじまった介護保険、当初はサービスを大盤振る舞いしていたが、今では財政難を理由にサービスがカットされ、介護報酬も2度にわたってきりさげられた。オーストラリアでは在宅介護をすすめる上で介護者の休息(レスパイト)を保障するのためのショートステイを整備することが当たり前とのことだが、日本では夢のまた夢。介護者が病気であっても、ショートステイを利用できるのは3ヵ月後だという。また年収200万円という報酬では自分自身の生活が立ち行かないと、介護の現場からは若者が去っている。私たちが高齢者となるとき、誰が介護の現場を支えるのかと恐ろしくなる。高齢社会に突入している狛江で、今、小規模多機能型施設や赤ちゃんからお年寄りまで多世代が共に過ごす場を作るなど、市民による機能作りも必要だ。

 医療制度改革で、狛江では100人近い方が地域に戻っていらっしゃる。24時間、365日の安心のために、意欲のある医療と看護、介護職との連携をつくらなければならない。

 狛江市議会は定数22人中女性議員は8人。生活の現場、介護の現場からの声を市政につなげるために、ぜひ市民の議席を確保したい。

介護保険制度改正の影響と地域福祉の充実

12月議会一般質問報告その2

介護保険改正により、昨年4月から10月末まで更新された方で、これまで要介護だった方のうち約300人が要支援へ、要支援だった方のうち約100人が対象外となりました。このためにデイサービスやホームヘルプサービスの回数が制限された方も多く、不安が広がっています。介護予防を重視することは大事ですが、高齢者がその方なりの生活を送るうえでどんな支援が必要なのかは、本人、家族も含めた丁寧な話し合いの末に決めるべきではないでしょうか。利用者がサービスを選ぶという介護保険の理念が見失われていると感じます。地域包括支援センターの専門職による丁寧な助言や検証が必要です。

年をとっても家族以外の人との関係も持ちながら、地域で暮らしたいという願いは当然のこと。住民による見守りや日常的な生活支援など、地域福祉の体制を整備しなければ、高齢者のその人らしい暮らしを支えることができないことが明らかです。地域福祉ネットワーク作りの仕掛けが急がれます。
住民の力を生かした地域の居場所作りは狛江でもますます必要となります。行政の積極的な働きかけを要望しました。
その他、西河原公園で行われている65歳以上の高齢者を対象にしたうんどう教室を他地域にも拡大すること、高齢の方が外出しやすいように道路にベンチを整備する計画を市民参加で進めることを提案しましたが、今後の検討課題との答弁でした。

◆写真は世田谷区砧にある市民から寄付を受けた日本家屋。「くちなしの家」として社会福祉協議会が管理し、住民によるふれあい・いきいきサロンが開かれている。歩いていけるところに居場所があり、地域の方たちとの交流があることが、老後の暮らしを豊かにする。

聴くことは人間関係の基本

受け止めてもらえる心地よさ 

 ソメイヨシノが散って、八重桜が咲き出しました。でも風は冷たく、今年の春は、行きつ戻りつしているようです。

 今日は、狛江市民たすけあいネット“わっかの会”主催の地域たすけあい講座に参加しました。連続講座1回目の今日は、福祉の現場で大切な、傾聴について、自己開発研究所代表の後庵正治さんから学びました。

 「人は他者から認められてこそ、自分の存在を認めることができる」・・・だからこそ、どんな場面でも、まず相手の話を関心を持って、聴くことが大切なのです。

 講座では2人一組になって、話し手、聞き手にわかれ、傾聴を体験しました。自己紹介は「私を花にたとえれば・・・」「動物にたとえれば・・・」。次は「私のふるさと」「子どものころの私」などをテーマに7分話し、聞き手は話し手のいうことすべてを受け入れて聴く体験をします。
 聞く側はとにかく相手の人格を無条件に受け入れる姿勢、相手の言葉と、その表面に表れない非言語を聴こうとします。無条件に受け入れられることは、本当に心地よいもの。まったく初対面の人なのに、自分の意識の奥底にある思いが湧き出てくるような、不思議な感覚に捉えられました。 
 

   ☆福祉の現場で利用者が願っていること
    ①個人として認められたい。
    ②感情を表出したい。
    ③共感してほしい。
    ④受け止めてもらいたい。
    ⑤批判、判断、審判されたくない。
    ⑥自分で選択したい。
    ⑦自分の秘密を守ってほしい。
  
 次回から傾聴の技術を学びます。

ビリーブ〜スペシャルオリンピクス冬季世界大会・長野の記録

僕たちは自分の目で世界を見る

 昨日一般質問が終わり、来週からは各常任委員会や予算特別委員会が始まります。前から気になっていた映画「ビリーブ」を見てきました。

 小栗謙一監督によるスペシャルオリンピクスのドキュメンタリー3作目。知的発達障がいのある撮影クルー9人(そのうち2人が狛江市民です!!)が知的発達障がいのあるアスリートを記録する、その様子が、彼らが撮影した映像とともに映画になっています。

 「彼らはできないのではない、できないだろう、無理だろうと思い込んだ社会ができなくさせているのだ」というスペシャルオリンピクスの精神を追い続けた監督は、映画づくりでもそれを実践しようと考えたのです。教育や就労の面で、障がい者を認めようとするアメリカ社会に触れて、なぜアメリカの後を追いかけている日本が、ここでは遅れているのかと自問しながら。

 被写体になったことはあっても、本格的な機材を操って映像を’撮る側”になることはなかった彼らは、200日かけて撮影技術を習得し、同時に他者とコミュニケーションし、協同してひとつの作品を作り上げる、というすごいことをやり遂げてしまうのです。
 インタビューの練習をしている場面では、「フジテレビの○○が現場からお伝えしました」というなかまに、「NHKの人に失礼だ、だめだよ」と怒るメンバー(たぶんスタッフがNHKの人だったからだと思うのですが)や、何とか作業を進めようと仲裁に入るメンバーがいて、まさに一人一人が真剣。あんまりにも普通で、思わず笑ってしまいました。
 新しいことに挑戦する気持ちの高まりや、迷ったりする様子は私自身と重なって見えました。

シアターイメージフォーラム(青山)にて、3月31日まで上映。

市民が作り、人のつながりを広げて 豊かな地域福祉の実現へ

社会福祉法人 悠遊 見学

 三寒四温。花粉症も兆しを見せ、今日は桜の咲くころのような暖かさ。狛江ネットが呼びかけ、西東京市で社会福祉法人が経営するグループホームとデイサービスを市民の方とともに9人で見学しました。

 社会福祉法人悠遊は、地域の問題を住民自身で解決していこうと消費材の共同購入を中心に活動してきた生活クラブ生協が、1993年3月31日に地域福祉にも取り組もうと設立しました。まずは配送センターの2階でデイサービスいずみを始め、介護保険法が施行されてからは訪問介護や居宅介護支援も始めました。道路の拡張のためにセンターを改築することになったことをきっかけに、昨年8月、長年の懸案であったグループホームも併設した新しい地域福祉の拠点が完成しました。建物は西武池袋線保谷駅南口よりバスで、西東京市役所保谷庁舎の近くです。武蔵野の面影の残る屋敷林と畑の前にあり、住所は「泉」町。狛江との共通点も多く、親しみを感じます。

 建物の1階は中庭を挟んで、それぞれ9人の居室と共有の居間、台所などのある2ユニットの痴呆症高齢者グループホーム。居室は押入れのある4.5畳とトイレと洗面台のある前室というつくり。広い廊下に続いて、共有スペースのLDK。エンジの素敵なシステムキッチンとアイランド型の作業台とシンクがあり、座って作業ができる高さにあつらえたのですが、今のところ、皆さん立って作業をなさるとか。居間からはテラスに出ることができ、洗濯物がはためいていました。調理や跡片付け、洗濯物干しなど、できるだけ残された能力を生かし、生活に合わせてできるだけ自然な支援をすることを心がけているそうです。 

 2階にはデイサービスいずみと在宅介護支援センターや居宅介護支援センターなどがあります。午後は体操グループ、カラオケグループの参加者が多いようでしたが、陶芸や五目並べを楽しむ方、塗り絵や施設の椅子のクッションを鈎針で編む方など、思い思いの過ごし方をなさっていました。私達が何よりもうらやましいと思ったのはこうした活動に多くのボランティアの方が参加していること。利用者、職員、ボランティアが一体となって、いずみの理念である「楽しいとき」と「人との出会い」を大切にし、みんなが元気になれる場を作り上げているようでした。

 この施設にはワーカーズコレクティブ「結女」(ゆめ)も入っていて、デイサービスの食事作りのほか、市から委託された配食サービス(昼食)や夕食サービスも行っています。もちろん地域の方が食事をしにくることも大歓迎。私達もコーヒー付き650円でおいしいさばの味噌煮、ビーフンの炒め物、ほうれん草のからしあえなどのお昼を戴きました。

 介護保険制度の改正で、こうした福祉施設はどこも非常に厳しい経営を迫られています。「職員給与を引き下げたり、就業規則を変更したりして何とか2年は乗り切っていけそうだけど…。」「介護保険だけで足りないサービスをどうやって提供するのか。国民年金ではまかなえないグループホームの利用料(一ヶ月148,000円)」など解決すべき問題は山積していると理事長の清水浩子さん。

 ボランティアを積極的に受け入れつつ、人材を育成し、お互い様の地域づくりを広げていく、それがひとつの解決方法ではあるのでしょうが…。豊かな高齢社会を作り上げるために、まだまだ知恵と力と、お金が必要です。

デイホーム「語らいの家」見学

食事作りを通して、持てる力を引き出す

 先日世田谷区上祖師谷の語らいの家で認知症の高齢者を対象にしたデイサービスを見学させていただきました。

 住宅地にあるちょっとしゃれた感じの和風の一軒家。朝10時にお邪魔すると、すでに居間のソファーでは新聞を読んでいらっしゃるお年よりがいらっしゃいます。ここはこのデイホームと隣のグループホームを運営するNPO法人代表の坪井信子さんの母上のお住まいだったとのことで、部屋のしつらえもそのまま残され、自宅にいるような心地よさ。台所とリビングダイニング、とふすまを取り外したとなりの和室がデイサービスのスペースです。

 スタッフの車で到着した方、お隣のグループホームから日中を過ごすために中庭を通っていらっしゃる方、三々五々皆さんが集まります。まずは温かいお茶が出され、ゆっくりお話しながら血圧測定。
 「今日は先週みんなで相談した、カレーライスを作リましょう。お買い物に行きましょうよ。」との誘いに、「男は料理や買い物なんて、ちっとも面白くないんだ。」と、この日ただひとりの男性の参加者は抵抗。実は荷物もちに大活躍の日もあるそうです。お買い物は利用者2人とスタッフの方にお任せしました。ガラス越しに暖かいお日様の降り注ぐ居間で、布巾をたたむ方、うとうとする方、ゆったりした時間が流れます。
 
 食事作りは手順を考えたり、材料を調えたり、下ごしらえ、調理と、頭と体と感覚をフルに使う作業。認知症を予防したり、進行を遅らせるのに有効なプログラムであることが世田谷区の調査でも報告されています。スタッフはそれぞれの方のもてる力を引き出すために、道具の置き場所や役割分担に心を砕きます。今日は体調が優れず、立って調理できないTさんには味見役をお願い。Tさんも又、「ちゃんとほかの人にも味を聞いてもらって」とスタッフを促します。
 この日は利用者7人、スタッフ6人、見学の私たちを含め、15人分のカレーとお吸い物。出来上がったのは1時過ぎでしたが、とてもおいしく戴きました。若い?私たちは上げ膳据え膳で何のお手伝いもしませんでした。皆さんありがとうございました。

 食器洗いがすんで再び居間へ。ゆったりおしゃべりをしながら、来週は何を作ろうか、お互いの好き嫌いや食習慣を大事にしながら丁寧に話し合っていきます。メニューが決まったら、必要な材料と分量を考え、みんなで決めたら、メモも取ります。話は行きつ戻りつ、笑い声の絶えない話し合いです。

 人と関わりあいながら、持てる力を生かし、普通の暮らしを続けることの心地よさ。それを支援するしくみがここにはあります。参加者の多くが80歳を越えている(最高齢は96歳!)とは思えない、生き生きした暮らしぶりに元気をもらって帰ってきました。

介護が必要になっても自分らしく

第4回定例会、一般質問報告その3

 ご報告の順番が逆になっていますが、第一問は介護保険の問題を取り上げました。

1.在宅介護を支えるショートステイ
①食費、滞在費の自己負担をめぐって
 介護保険制度の改正は来年4月から施行されますが、ショートステイを含め施設入所者の食費、滞在費の自己負担がすでに10月から始まっています。第1段階から第3段階までは市町村民税非課税の世帯で、軽減の対象になりますが、第4段階は所得266万円以上がひとくくりで負担を求められます。

Q.滞在費、食費が自己負担になり、第4段階の所得区分の下限 に近い人からは負担が重く、利用を控えざるを得ないという声 がある。これは施設から在宅へ、という改正介護保険の趣旨に も反する結果となる。介護保険市民委員会で事例を分析し、必 要なら、何ら かの軽減措置をできないか。
A.266万円にちかい方には厳しいことは分かる。状況を報告 し、提案を受け、行政として判断する。

Q.11月18日の日経新聞では特養など入所施設では住民票を 施設に移し、本人が世帯主になることで所得区分が下がること が紹介されていた。ショートステイでも、介護保険利用者が世 帯主になれば、同じしくみになると紹介されている。このしく みを市民に説明すべきと思うが。
A.住民票の移動は本人の生活の本拠地が移動することによる手 続きで、ご本人の届出に基づき処理される。

*介護保険法は利用者本位を理念に掲げているが、今回の食費、滞在費の自己負担が同居家族の収入まで見込んでいることで矛盾が生じている。狛江市だけの問題ではないが、当面の自衛策はここにあるのではないか、と思います。

②ショートステイの課題
Q.利用したいとき利用できない、緊急のニーズに対応できない という声を聞く。今後の方向性は。
A.ベットは市外も含め、30床確保。希望通りの日程で利用でき ないことは承知している。施設は増やせない。今後できる地域 密着型も視野に入れる。

Q.ショートステイは介護者の休養のためだけでなく、利用する 人にとっても生活の質、尊厳が大切にされることが望まれる。 デイサービスに通っている方が、ショートステイを利用する場 合、普段の活動を継続させることが生活の質の保障につながる と思う。施設によって扱いが違うが。
A.交流しながら楽しく過ごしてほしい。施設と話し合う。

2.市民が作る地域福祉
①地域密着型小規模多機能施設
 富山県の惣万佳代子さんなど、介護の現場を知る人が、当たり前の暮らしを取り戻したいとはじめた取り組みが、認知症高齢者にも効果があることから介護保険制度にも取り入れられました。許可権限や指導監督の責任、利用料設定なども市独自で行います。地域の社会資源、人との関係性を生かした運営をする事業者を見極めることが必要だと指摘しました。

☆12月1日から狛江市議会のホームページに定例会の議事録が掲載されました。16年第1回定例会からご覧になれます。

高齢者のグループリビング「ほっと館」見学

一人になれるけど、ひとりぼっちじゃない!

 「年をとっても自分らしい暮らしをしたい。でも一人暮らしは不安…」そんな思いの方は多くいます。今日は市民の方々とともに、昨年12月オープンした「ほっと館」をたずねました。
 JR新小岩からバスで5分、江戸川区役所前から緑道を歩いて5分ほどの所にある3階建てのマンション。玄関前には花が咲き乱れています。

 一階にはレストランほっとマンマと小児科の医院、ほっと館を運営管理するNPO法人ほっとコミュニティえどがわの事務所があります。
レストランは入居者はもちろん、地域の方々にも開放されています。お昼の賑わいが一段落したところで、私たちもランチタイム。メニューは週替わりで3種類から選びます。今日は白菜のロール煮、あじのアーモンド揚げ、揚げ豚と香味サラダのせどんぶりでした。出窓から緑道を行き来する人の姿も見え、クラシック音楽が流れる中での優雅な食事でした。
 
 2階と3階にはそれぞれ20㎡の個室が5つと共有のリビング、台所、和室、洗面所、浴室があります。個室は車椅子でも利用可能なトイレや作り付けのクローゼット、流しのほか、ちょっとした家具なども持ち込める広さです。食事は自分で調理することも、ほっとマンマを利用することも、出前を取ったり出来合いのものを買ってくることも自由。ほっと館では、一人一人の暮らしが大事にされ、さりげない見守りと必要なときには介護サービスを受けられる建物のつくりや運営がされています。玄関には一人一人の郵便受けがあり、入居者は玄関と自室の鍵をもちます。門限はもちろんありませんし、出かけるときに行き先を告げる必要もありません。施設に行きなれた方は「放送」がないことにも驚かれたそうですが、年をとっても当たり前の暮らしを続けたいですよね。
 
 2000年夏、「江戸川区に高齢者の住まいを作る会」として始まった活動は、地域の寿光院というお寺から土地を借り受けることができたことで実現しました。市民が年を取ったとき安心して、自分らしく暮らし続けることのできる場所の夢を描き、仲間である建築家や介護サービスに関わる人、弁護士、税理士の専門的な助言も受けて、みんなの夢を現実のものにしました。建設資金1億2千万円の一部には市民債発行による市民からの借り入れもあります。自分たちに必要な機能を作り出す市民の粘り強さとパワーを、またもや感じた一日でした。

 *入居に必要な費用は一時金の480万円<10年間の償却。10年以内に転出する場合は期間に見合って返金。)、部屋代と管理料で毎月11万円ほどかかります。利用料に食費は含まれていません。
 

誰でも、いつでも、どこへでも〜移動の自由は権利です

条例の議員提案に挑戦

 ついに大晦日。といっても大掃除にも、中途半端なままで、あんまり年の瀬という感じがしません。
 12月議会に議員提案した「福祉移動サービスの促進等に関する条例」は議会最終日の24日に審議がありましたが、民主党、市民自治こまえ、狛江・生活者ネットワークのみの賛成少数で否決されました。「移動サービスを考える会」に参加してくださった皆さんやアンケートなどでご意見を寄せてくださった方たちには、申し訳なく、残念な気持ちで一杯です。
 
 最近はまちで杖をついたり、車椅子にのっていらっしゃる方をずいぶんお見かけするようになりました。高齢になっても、障害があっても、移動の自由が保障され、社会参加ができるまちにしたい、とNPOによる有償輸送の課題などを学習し始めたのが昨年6月。現状把握のためのアンケートなどの基礎調査をもとに、ワークショップ「利用者、事業者が本音で語り合おう」を開催。また移動サービスを考える会を立ち上げて、現状の問題を話し合い、解決のために議員の条例提案権を使うことになりました。
 条例に盛り込みたい一番は狛江市の福祉移動サービス(車いすにも対応できるリフトやスロープつきの車両、車いすから乗り換えやすいターンチェアなどの設備が施されている車両、普通車などを使用しておこなわれる公共交通を使いにくい方たちのための移動サービス)の充実をはかる責任は市にあることを明確にすることでした。運営協議会での安全性の確保についての慎重な審査はもちろんのこと、市が一人ひとりのニーズに対応するドアツードアの移動サービス充実のための支援・協力計画をつくることなど、条例の大枠は決まったのですが、これを条例文にまとめるのが大変。専門家の知恵を借り、当然狛江市の職員にも相談しての条文作りに提案直前までかかってしまいました。狛江市の関係条例との整合や細かい用語の使い方など、自分たちで条文を作ることは、本当に勉強になりました。
 狛江市はいまの所、05年度に要綱で運営協議会を設置する考えですが、今あるNPOにすべての責任を押し付けてことを済ますようでは、移動サービスの充実を謳っている狛江市地域福祉計画である「あいとぴあレインボープラン」とも整合しません。
 今後市民福祉推進委員会で福祉移動サービスの将来像をしっかり議論していただくことが必要です。
 それにしても、行政の内部ルールである要綱でことを進めようとする行政とそれを当然のこととする議会のあり方は問題です。地域のことは地域の市民が決める、本当の地方自治・市民自治のために、市民も議会も行政も力と知恵を出し合っていかなくてはなりません。2005年、地域力、市民力が発揮できるまちにしていきましょう。
 

 

ドキュメンタリー映画 【エイブル】へのお誘い

 11月8日(土) 午後2時、狛江駅前エコルマにて上映

 
 狛江の市民が2月から実行委員会を作って活動を進めてきた映画「エイブル」の上映が迫っています。きょう調布FMで映画の主演者の一人、渡辺元くんのお母さん 渡辺ジュンさんと副実行委員長の谷田部田美子さんのお話が紹介されていました。           
 ダウン症と自閉症の障害のある二人の青年のアメリカでの3ヶ月のホームステイを描いたドキュメンタリー映画ですが、「こんなに自分の子が素敵だったの?!」と主演の渡辺元君のお母さんもびっくりするほど、青年たち、そして周りの人たちの成長が明るく、さりげなく描かれています。 
 出演を呼びかけられたときには、障害のことを何にも知らない監督が2人の障害者をアメリカに連れて行くなんて無理に決まっていると、断るチャンスを狙っていたとおっしゃるジュンさんが監督の熱意に負けて‘Let it be あるがままに、なるがままに’と送り出したそうです。

 障害を持った子を育ててみると、結構面白かったり、やりがいがあったりする。学ぶことがたくさんあった、自分の価値観も変わっていった、その面白さを障害のある子を持っていない人にも体験してもらいたいな、映画ってそういうこともできると思う。
周りのサポート体制が整っていれば、それとこの子達にもいい所がある、できることがあるとまわりの人が信じてくれれば、それに応えて子どもたちも力を発揮するんですよね。障害のある子どもをもっている親にもぜひ見て欲しい。ほら大丈夫じゃない、って思ってもらいたい、とジュンさんからはリスナーに向けてたくさんのメッセージがありました。

 親が悔しいくらい素敵な、見たこともない表情のわが子がいるというのが試写会をはじめて見たときの感想だったそうです。子育ての喜びって、みんなおなじ、自分らしく成長していく姿が何より親の喜びなんだ、と共感を感じました。

 当日は上映後に、渡辺ジュンさんと実行委員のトークもあります。
ぜひおおぜいの方にみていただきたい映画です。皆様のお越しをお待ちしています。そしてご感想もぜひお寄せくださいね。

会場のエコルマは小田急線狛江駅のすぐ前です。開場は午後1時30分。
当日券有(おとな1000円、18歳以下500円)
お問い合わせは エイブルを上映する実行委員会
    NPO法人たすけあいワーカーズなかよし
    電話 03−3480−2553