エネルギー自立を目指す町、三重県久居市

 10月15日、環境建設常任委員会の視察で、三重県久居市を訪れました。名古屋から急行で1時間10分ほど、津市の南に位置し、人口約41,000人,16,000世帯ですが、広さは狛江の10倍ほどあります。市役所からは遠く山の稜線に、かすかに白い風力発電施設がみえます。
 久居市では地球環境保全のために、長期的には市民・企業・公共施設の省エネルギーと新エネルギーの導入で家庭用電力需要の100%を新エネルギーでまかなう計画が作られています。
 この計画の発端は前市長藤岡氏(元三重県職員)が布引山脈付近の強い風を風力発電に生かせないか、と考えたことからだそうです。半信半疑の職員を説得し、事業費の半分の4億円余りをNEDOの補助金を受けて実現。年間の風力が7.6メートルと風が強いこと、50メートル支柱をはじめとした資材を港から運ぶための県道が山の上まで整備済みだったこと、航空自衛隊笠取分屯基地の高圧送電線を利用できる、などの好条件が幸いしました。オランダから船で届いた風車を運ぶ為に、道路の信号ごとに市の職員が張り付いたというお話も伺いました。当初作られた市直営の風力発電は4基(各750キロワット)で2400世帯の一年間の電気使用量にあたるとのこと。その後久居市が4分の一を出資する青山ウインドファームで20基建設されています。
 また計画では公共施設の改修、建設時にはコージェネレーション、太陽光発電、太陽熱給湯器のいずれかを設置することになっており、市立成美小学校の改築時に、太陽光発電設備が備えられました。校舎の屋根の一部に20キロワットのパネル125個が設置され、発電量は40ワットの蛍光灯500本分、一般家庭5軒分の電力が作られています。校内の電灯やエレベーターをまかない、休暇中には売電もしているそうです。
現在建設中の市営住宅のエレベーターの動力としても太陽光パネルを設置。一般家庭に対しても発電1キロワットあたり5万円(20万円限度)を実施し、市民、企業のエネルギーへの意識を高めているとのことでした。 計画期間は15年、自然条件を生かしたエネルギーの自立をめざし、着実に計画を遂行している素敵な町でした。(ただし近隣10市町村の合併が計画されているようです。)
41,000人

今こそ話し合いたい!子どもの最善の利益を保障する障がい児教育

今年5月「東京都心身障害教育改善検討委員会中間まとめ」が出されました。基本理念は「障害のある幼児・児童・生徒などの特別な教育ニーズに応え、ひとり一人の能力や可能性を最大限に伸長する多様な教育を展開する」としています。東京都が募集したパブリックコメントには保護者や学校関係者などから1291通の不安や疑問の声が寄せられ、東京都心身生涯教育改善検討委員会では10月に予定されていた最終答申を延期することになりました。
狛江ではこの中間まとめについて保護者、学校関係者に不安が広がっています。私は、今こそ、地域の人も一緒に、障がいのある子どもたちの教育のあり方や、地域での仲間づくりをどう支援していくのかなどさまざまな課題にじっくり取り組む必要があると思います。

 生活者ネットは映画エイブルを上映する実行委員会に参加してます。
 また、以下の企画を予定しています。ご参加をお持ちしています。

 
■ミニフォーラム 
上映に先立ち、映画の主役の二人の青年のお母さんを囲んで‘障がいって何だろう?’とみんなで考えてみたいと思います。
お気軽にご参加ください。

日時   10月14日(火) 10:00〜12:00
場所   市民センター2階第3会議室
主催   エイブルを上映する実行委員会

■都政フォーラム
「東京都の心身障がい教育について」
日時 10月17日(金) 14:00〜16:00
場所 駄倉地区センター和室
講師 生活者ネットワーク都議会議員 執印真智子
   
◇狛江市学校教育課主催 「これからの東京都の心身障害教育のあり方」(中間まとめ)について
  日時 10月22日(水) 10:00〜12:00
  場所 狛江市岩戸北1−1−11 ビン・缶リサイクルセンター
  講師 東京都教育庁学務部義務教育心身障害課
     計画調整担当副参事 中島誠司さん
  

☆ドキュメンタリービデオ 「カリフォルニアからの波に乗せて」
 
カリフォルニアでは、障害を持つ人たちが、福祉施設や作業所に通うのではなく、一般の企業で働く取り組みが積極的に行われています。1986年アメリカで、障害者に対する「援助つき雇用」(ジョブコーチ)の制度ができてから、彼らの働く場は飛躍的に広がっています。
地域に居場所を得て、自信を持っていきているすがたに共感を持ちました。貸し出しご希望の方はネット事務所まで。
  (℡ 03−3430−1302)

ネットの議席は市民の議席

決意を新たに活動をしています。

 新人議員として緊張した日々、あっという間に2ヶ月が過ぎてしまいました。改選後すぐの臨時会では議長、副議長などの人事、担当する委員会、議場での座席を決めたりするのですが、会派間の調整は予想以上に時間がかかり驚いたり、あきれたり。そして議会に送り出していただいて初めての定例会は6月5日から7月1日まででした。
 生活者ネットワークは16年前誕生してから、一貫して市民の皆さんと共に、食の安全を確保していくための提案をしてきました。はじめての一般質問では生活者ネットが長年取り組んできた「食の安全をまちに広げる」政策が市内のお豆腐屋さんの協力で実現できるめどが立ちました。学校給食にも納入している油揚げの油を遺伝子組み換えされていないオーストラリアから輸入した菜種油に変更してくれることになったのです。学校給食に納入しているのは5店ですが、豆腐組合に加入している市内7つの豆腐店がそろって米沢製油の無添加の菜種油を使用することになりました。
 私がお豆腐屋さんとのかかわりを持ったのは多摩南生活クラブ生協の理事として、まちのお豆腐屋さんへの聞き取り調査を行なった時からです。昔ながらの国産の大豆を使い、天然にがりで消泡剤を使わないお豆腐を求めて、豆腐部会の部員と市内のお豆腐屋さんを訪ね歩きました。1996年に遺伝子組み換えの大豆の輸入も許可されたため、消費者として、遺伝子組み換え作物への不安も訴えました。、
 狛江ネットでは1999年に学校給食の食材の安全性を確保する為に、食材の基準を作ることを議会で提案し、2001年に学校物資規格表が作られました。この規格表があることで食材の見直しが行なわれたり、お豆腐の検査が実現しました。
 ネットの活動の基本は、市民の皆さんからいただいたひとこと提案をもとにみんなで聞き取りや調査活動をしながら、狛江で進めたい施策を議会を通して実現することです。議場で質問しているのは私ひとりでも、おおぜいの市民の思いを市政につなげたいと思います。初めての議会では、お話を伺った方がたの顔を思い浮かべながら、質問をすすめました。 
 市政を通して生活の課題を解決していくためにネットがあります。
もっとおおぜいの方と出会い、議論を積み重ね、市民の力を市政につなげていきたいと考えています。皆さんの声をぜひお寄せください。

どうしたら救える「みどりの危機」!

生活の質を豊かにする…みどり、緑…

 華やいだ桜の季節が終わって、若々しい新緑が目にやさしく飛び込んできます。そして玄関前やベランダに飾られた色とりどりの花もまちを明るく彩っています。毎年春はうきうきしてしまうのですが、狛江のほぼ中心(?)にあるセントラルハイツの市役所側の10階の非常階段を下りようとして、何気なく見下ろした狛江のまち、本当にみどり(畑や樹林)が少なくなっていることに愕然としました。
 
 豊かなバリエーションを見せているのは駅前の緑地保全地区、そして古くからある塚や屋敷林ですが、本当に数えるほどしか見えないのです。思わずマンションの外廊下を急ぎ足で歩いて他の方角も眺めてみましたが、マンションや家が立ち並ぶ灰色の町が見えるばかりです。
 狛江の緑被率が23%と23区並であることやそれにもかかわらず一人当たりの公園面積が23区の半分以下という数字をビジュアルに再認識。
 少し前までうっそうとしていた林やキャベツ畑がいつのまにかしゃれた住宅地になっているというのがここ数年顕著に見られる変化です。まちの環境と景観に大いに寄与している畑や樹林地を残すために、「今、何かしなければ!」という思いを強くしました。

 狛江のみどりの危機を市民に広く知らせること、相続の際に売りにだされた樹林や畑を狛江市が確保していくために、市民に呼びかけて緑の基金を増やしていくこと、大勢の市民が参加して市内の緑の保全のための計画作り、そしてその実施をすすめることが必要ではないでしょうか。

誰でも安心して暮らせるまち、人権尊重のまちをつくります

介護保険はじめの一歩

・・・おとしよりの気持ち・・・

 先日知り合いのKさん(86歳)が介護保険を使うための申請手続きに同行しました。10年程前長年住み慣れた町を離れ、ひとり暮らしの息子さんのいる狛江市に移り住まわれた方です。家事などは何とかこなせていたものの、体が思うように動かせない時もあり、「介護保険ではどんなことをしてもらえるのか知りたい」と思う一方で、「市役所の職員の方は忙しそうで、私のために時間をとるのは申し訳ない。」と一日延ばしにされていたそうです。

・・・はじめの一歩
    遠慮しないで申請の手続きをしていただくには・・・

 介護保険の申請手続きはとても簡単にできます。市役所ロビーを入って右の福祉総合相談窓口で「介護保険の申請をしたい」と申し出て、申請用紙にご本人の住所、氏名、生年月日、電話番号、同居している方の名前、年齢を書き込みます。もうひとつ必要なのが、かかりつけのお医者さんの名前、住所、電話番号です。{診察券を持っていくと便利です。)
 申込みを済ませると市役所が直接医者に意見書の提出を依頼します。Kさんは足が痛くて、通院が大変になり、2年程お医者さんにかかっていませんでしたが、介護保険の申請に必要な診断をしてくれる医院の一覧表をもらい、後日受診することになりました。
 1〜2週間で市から調査員が訪問すること、判定がでるまでにさらに2週間ぐらいかかるとのことでしたが、ご自分が必要とするサービスを利用するための一歩を踏み出しました。

・・・本当にサービスの必要な人が使える制度にしていきたい・・・

 介護保険が始まって3年、介護の社会化が少しずつすすんでいます。でも新聞やニュースでは見ていても、ご自分が介護保険を使おうと思うまでに、おとしよりは本当に長い間不自由な生活を我慢していらっしゃるのだと改めて感じました。マンションの一室で孤独な生活を送っているおとしよりが大勢いらっしゃいます。
 地域の人間関係が薄くなっている現在、民生委員の方などが高齢者のお宅を訪問して、ゆっくりとその方のお話を聴くしくみをさらに充実させることや、おとしよりが気軽に相談できる場づくりが早急に必要だと強く感じた一日でした。

まちづくりをすすめる主体は市民・NPOです

サイクルシティ—狛江をめざして

私池座俊子と狛江・生活者ネットワークはイラク攻撃に反対します。
直ちに停戦し国連協議や査察の再開を強く求めます。今ひとりでもできること、http://www.moveon.org/emergency/を開いてみてください。

 さて高校生から年配の方まで、年齢や性別を問わず多くの方から改善の要望が出されるのは狛江駅や喜多見駅前の駐輪問題です。
 所かまわず駐輪している自転車に引っかかったり、通行を妨げられ迷惑しているという方がいる一方、通勤や通学のために駅まで自転車でいっても駐輪場が離れているので使いにくい、また駐輪場の料金が高いといった声もあります。どこにでも気軽に行ける自転車は環境にもやさしい乗り物、市民の足です。駐輪問題は皆の悩みの種です。

 私は狛江まちづくり市民会議‘ワイワイ’の自転車グループに参加し、自転車のまちづくりをめざしこの2年間駐輪場問題や自転車専用道について話し合ってきました。
 
 狛江市は駅の周辺に有料の駐輪場を作り、その収用可能台数はほぼ狛江駅周辺への乗り入れ台数(2739台、2000年度平均、市役所調査)に匹敵するとして、利用者のマナーを呼びかけています。
 でも駅を利用する人、駅周辺の買い物客にとっては高くて、使いにくい駐輪場なのです。そもそも駐輪場計画を初めっから市民参加でやっていたらこんな結果になっていたでしょうか?
 
 「規制するだけじゃ放置自転車はなくならない」「違法駐輪と撤去の追いかけごっこをなんとかしたい!」「自転車利用者の立場からもっと便利な所に使いやすい駐輪場をつくりたい!」と月1度の話し合いや近隣市の駐輪場の見学を経て、市民会議は小田急線高架に沿った側道を活用し道路構造を作り変えることまで含めた、ちょっと大胆な提案をまとめました。

 8年前狛江・生活者ネットワークは公約に「都市計画マスタープランを市民参加で」を掲げ、まず市民が先鞭をつけ市民版マスタープラン「住みつづけたいまち狛江」を作り、そこにまちづくり条例の制定の必要性を提案しました。今議会に市民が参画してつくり上げた狛江市まちづくり条例が上程されています。市民がより積極的にまちづくりへの提案をしていくための手続き、しくみがようやくできるのです。
 ぜひテーマ型のまちづくり協議会を立ち上げて、みんなで素敵な駅前の駐輪スペースの整備と快適な都市交通を実現していきましょう。

 

大勢の市民に活動と政策のアピール

多い子育て中の方たちからの要望

 毎日元気に市民の方たちに生活者ネットワークの活動と政策をお話させていただいています。
 
子育て中の方から寄せられる要望は保育園の待機児の解消と一時保育の必要です。

国家資格があり、勤務先も決まっていたのに保育園に入れずに職場復帰をあきらめたという方は、仕事から長い間離れていると技術の進歩に追いつけないのでは、と不安を訴えていました。
また求職中の方からは保育園への入園優先順位が低くなってしまうことへの不公平感も多く寄せられています。
同時に男だけの片働きから、女も男も共に働き、子育ても生活も楽しむことを望むカップルが確実に増えていることを実感します。男女共同参画社会の実現に向けて待機児の解消と、民間企業も含めた保育施設の第3者評価の実施と公表、子どもの人権の視点からの保育行政の充実が望まれます。
 
また核家族で在宅で小さな年子のお子さんを育てている方からは、なかなか自分の治療のために通院することが難しいとの訴えがあります。狛江市で始まったばかりのファミリーサポート制度の情報が伝わっていません。早速この制度のことをお知らせしました。
 
ファミリーサポート制度の充実のためには、多くの方がサポート会員として登録していただけるように呼びかけが必要だと考えます。またサポート会員には3日間の講習が義務付けられていますが、実際に託児を始めて、様々な課題や迷いを持つことも考えられます。サポート会員が安全は勿論のこと、短時間であっても子どもの育ちを支援できるよう、相談したり保育技術を高められる研修なども継続的に実施することが望まれます。
 
子育て中の方が抱いている子育ての課題、ニーズを発見・再認識する日日です。お話してくださった方たちとご一緒に解決の方策を提案していきたいと思います。
皆さまのご意見を狛江・生活者ネットワークにお寄せください。