仲間を都議会に送りだしたい!

4月19日(金)の朝、武蔵関駅前での議会報告に参加しました。 言うまでもなく、武蔵関駅前は西東京市ではなく練馬区です。 自治体が違う?そうです、違う自治体。でも同じ東京都なのです! 東京生活者ネットワークの都政担当の、やない克子さんが6月23日投票日の都議会議員選挙に挑戦することになり、やないさんを使って(!!)東京都にものを言おうと、連携し活動をしています。 私の、3人めの末っ子が都立高校に入学して丸2年。都立高校が担う役割を日々感じながら暮らしています。 やないさんを都議会に送りだし、都立高校生の育ちを応援したい!そう思いながら、武蔵関駅前に来た一コマです。

リヒテルズ直子さん講演会 安心・共生・幸せ―オランダ型成熟・市民社会に学ぶ―に参加しました

(写真:右から橋本けいこさん(練馬ネット)、石田ひろこ、リヒテルズ直子さん、きみがき圭子さん(練馬ネット))

4月12日(金)14時から、都議会生活者ネットワーク・みらいの主催で行われた講演会に参加しました。リヒテルズ直子さんは、オランダ教育・社会研究家で、1996年からオランダにお住まいです。生活者ネットの情報紙である生活者通信に、2010年5月から「オランダの教育」というコラムを連載されており、コラムからにじみ出る温かいお人柄にすっかりファンになっていた私は、来日に合わせて急きょ行われたこの講演会に、しっぽをピンと立てるような気持ちで参加しました。(猫は、嬉しいとしっぽを立てます!)

脱産業化社会への市民運動(60〜70年代のオランダ)で34基の原発を止めたオランダと、54基の原発を作った日本を対比しながら話がすすみました。「オランダが現実にできている」ということを何かの根拠に。社会が変わらないから、教育が変わらない? 世界中に成熟した市民社会などどこにもない。目指しているかどうかである。オランダに住むリヒテルズ直子さんに学びに来る日本の学生は、リヒテルズさんが指示するわけでないのに、彼女の後ろを二列縦隊で整然とついて来るという。そしてオランダの子を見るとショックを受け涙を流し、「私達の受けた教育は何だったのか」と言うそうだ。そして2、3日オランダを見ているうちに元気になる、という。なぜ日本でできないのか、とも言われました。

オランダの子どもは、世界一幸福であると言われます。先進21ヶ国の中で「生活に満足している」と回答している子どもが男子96パーセント、女子が92パーセント。第1位だから。「親と何でも話せる、父親に何でも相談する」は1位、「母親に何でも相談する」は3位です。

生き方を大きく変える制度として「ワークシェアリング」があり、オランダの子どもたちには「待ちかまえて話を聞いてくれる親がいる」のです。 特別支援教育については、子どもの権利条約(1990年)とサラマンカ宣言(1994)の趣旨に基づき段階をふみながら、普通クラスに完全統合される予定です。2003年のリュックサック政策では、障がいのある子どもが、一人一人その子に必要な支援制度をリュックサックに入れて入学するといわれています。

午後2時から2時間近く、多岐に渡り多くのことを学んだリヒテルズさんの基調講演。必死にメモを取りながら、オランダの教育にいたく感動し、またため息をつきつつ日本の現実を振り返る時間となりました。

「脱原発」「子どもの権利条約を生かす施策」「インクルーシブ教育」私達が言い続けてきたこと、日本で実現しなければならない!日本の子どもたちに「私達が受けてきた教育は何だったんだ」と涙を流させてはいけない!と、思いました。

「情報把握」「情報発信」そして「意見提出」

〜研修「自治体の防災・危機管理における地方議員の役割」に参加して〜

 11月1日、講師に中央大学大学院公共政策研究科教授幸田雅治氏をお招きし、西東京市議員研修会が行われました。

 『災害直後』地方議員が何らかの役割を果たすことが可能なのは、情報把握(議会、議員として執行部との情報共有)、住民への対応(住民への情報共有の一翼を担うとともに、住民ニーズを執行部へ伝える役割を担うことが可能)。

 『復旧時』議会は行政に対して課題解決に向けた活動(意見提出等)を行う地域に根ざした存在として、それぞれの地域における復旧状況の相違や、抱えている課題の違いを良く把握して行政対応へ反映させていく→議会機能の維持が重要。

 『復興時』議会本来の役割をするため、団体自治、(審議機能、監視機能)及び住民自治を体現することが必要。時間軸にあった的確な活動が地方議員に求められていることが確認できましたし、生活者ネットとして情報発信することの重要性を再認識しました。

 事前に備えておく対策としては、次の3つの視点が重要。1.人と人とのつながりの視点→コミュニティがしっかりした地域は防災に強い。 2.官民融合の視点→NPO、企業等の民間との連携を視野に入れた総合的な防災計画 。 3.リスクコミュニケーションの視点→リスクをどう見積もるのか、どこまでなら許容できるのか。

 最後に言われた「住民の声を踏まえ、メッセンジャーではなく地方議員としての役割である住民の意見を公共化することが重要である」という点も至極真っ当でありながら、とても難しいことですが議員のあるべき姿だと思いました。そして「コミュニティがしっかりした地域は防災に強い」そうだっ!!と心の中で叫びました。

「今、平和かな?」「総合防災訓練」2つのイベントから見えてくる市民自治と情報発信の大切さ

 9月1日に、「今、平和かな?」に参加しました。グループごとに行った『災害時、3日間を過ぎて自分ができること』がテーマのワークショップでは、情報発信についての意見として出された「正しい情報発信をする」「近隣の人に自分の知り得た情報を伝える」などの提案に、コーディネーターの青山氏が「更に多くの人に正しい情報を届けるために、自分は何をするのか、壁新聞を避難所に貼るなどはどうか」との提案をされました。日頃から自治する市民を増やし、災害時に備えることが大事です。

 また、9月2日には市が主催した総合防災訓練が行われました。生憎の悪天候で、3カ所で行われる予定だった訓練は東小学校の体育館のみに変更されました。応急救護訓練や救助救出訓練の他に、避難所の間仕切りを作る訓練もしました。今回の訓練では天候不順による変更があったために、情報発信の課題が明らかになりました。防災無線や広報車により会場の変更が伝えられましたが、参加者には情報が届きづらく混乱しました。

 災害時にはキチンと現状を把握し、情報を共有することが必要です。誰もがリーダーを務められるよう自治の力を高めておくことが求められています。

文教厚生委員会行政視察で大分県に行ってきました

赤ちゃんの駅 民生委員児童委員庁内サポート会議

 7月3、4日に、文教厚生委員会で大分県に行政視察に行きました。3日は別府市で「赤ちゃんの駅」について話を伺いました。「赤ちゃんの駅」は、乳幼児を抱える保護者の子育てを支援する取り組みの一環として昨年11月に始まったもの。登録施設は、①おむつ替えのための場所②授乳のための場所③ミルク用のお湯の提供の3つの要件を満たすものです。登録状況は、5月末現在で公共施設8件、民間施設12件で合計20件とのこと。利用者からは、「利用出来る施設がわかり助かりました」との声が寄せられているそうです。
 大分市では、「民生委員児童委員庁内サポート会議」について話を伺いました。民生児童委員の活動の支援のために庁内サポート会議を設置し、日々の活動に関する相談への対応、活動の支援、関係機関との連絡調整などを行うとのことでした。
 「赤ちゃんの駅」は子育て支援の一つとして西東京市でも検討できるし、「サポート会議」も、民生児童委員の仕事は多様で、ご苦労が多いと聞いていて、活動しやすいような支援、悩みを相談できる場所が必要で、その解決策の一つのヒントになると感じました。

『女性目線での避難所運営』学習会に参加しました

〜東日本大震災、被災地と東京の避難所の現実から〜

全国女性相談研究会のチラシより(掲載許可を頂きました)
(掲載許可を頂きました)
8月13日(土)午後2時30分から開催された、東京生活者ネットワーク・女性部会の学習会に参加しました。
報告と提起をしてくださったのは、吉祥眞佐緒(よしざき まさお)さん(全国女性相談研究会・エープラス)と本間博子さん(全国女性研究会・弁護士)。

全国女性研究会が、避難所の支援に関わるようになったキッカケは、埼玉県の男性弁護士で、日頃はホームレスや多重債務などの案件を手がける方に「避難所は、予想以上に女性と子どもが多かった、日頃から女性の支援活動をしている団体として参加して欲しい」と、震災支援ネットワーク埼玉(SSN)に誘われたからだそうです。

お二人が活動されている団体、全国女性相談研究会(SEDA)はDV(ドメスティックバイオレンス)のない社会を目指して、DV被害者支援を行う専門家グループです。

「震災が起きたあと、性被害なDVが増えるのではないかと心配していたが、実際に避難所に支援活動に入って、避難所の実態は、DVの被害者と似ていると感じた」と吉祥さんから報告がありました。

避難所では、女性たちは一生懸命食事の世話や洗濯をしていたとのこと。避難所を女性の目線でチェックをすると、生理用品はあったも生理用ショーツがない、女性用の更衣室も授乳室もない。毛布にくるまって、もぞもぞしながら着替えをしている女性の脇を大勢の報道陣がズカズカと通りすぎる、壁に向かって赤ちゃんにおっぱいをあげているお母さんがいる。子どもたちが遊ぶスペースもない。

最初は、吉祥さんたちが気付いた問題点を指摘しても、ことごとく却下されたそうです。それでも、女性の支援活動を避難所で続けると腹をくくり、会議のなかで理解してくれない男性たちや女性(!)と戦いながら、少しづつ、要求が通って行ってたとのことです。出入口が丸見えの、目隠しのないトイレの付近で、人の出入りや時間をチェックし、暴言を吐いていた男性もいたようですが、吉祥さんたちの要望が通り、卓球台を利用して見事な「ついたて」ができたとのことです。(このついたては、後に東京電力がお詫びにきた際に、掲示板としても活用されたそうです。)

肝心の女性相談も「女性相談」というと来られない雰囲気があるので、「女性限定ハンドマッサージ」のブースを開き、ハンドマッサージをしながら「眠れてますか?ご飯食べられてますか?」など11項目におよぶ質問をして支援にあたったとのこと。聞きやすい環境を用意したとのことです。だんだんと小学生の男の子たちからも「ボクたちにもやって」「爪を切って」などの声がでてきたので「男の子タイム」も設けて悩み相談にのったそうです。

相談のなかには「ボランティアのお兄さんから性被害にあっている。絶対ママには言わないで。」との声が。
「阪神淡路の震災の際にDVや性被害が増えた…、(震災時に起こるのは)本当なんだ…。」と思われたそうです。それなのに、女性に特化した支援活動は、避難所でなかなか理解が得られず、女性トイレに貼った「ハンドマッサージ」のお知らせは全部はがされてしまったとのことです。避難所は、それぞれの場所で、人数、情報、支援の格差があるとのことでした。

本間さんからは、弁護士としての支援活動の報告がありました。
「お困りごと相談」と称して、法律でどうかすべきこと、制度の紹介などをした。ニーズを拾って、交渉して、改善して、みんなに知らす。入り口を下げて、被災者が来やすいよ
うにしたとのことです。

「(自動的に)貰えるものはいただくけど、請求しないともらえないものは……」と、いう人たちへのために8月16日には、霞ヶ関の「弁護士会館」にて、無料説明会を開催するそうです。

質疑の時間では、「地域防災計画」に最低限入れるべきものは、の問いに「担当の部門に役所の女性がいないと。非常時に女性がいるといないでは大違い。女性の支援・子どものケアは、どこがやれそうなのか、誰のための何の支援か、支援の必要な人の声を聞くのが大切。地域ごとの自治組織が大事。日頃からまちづくりをしておくこと。女性の視点が欠けている。」と答えてくださいました。

現場での支援の様子を、あるときは怒り、またユーモアも忘れず、誠実に伝えてくださった吉祥さんと本間さん。日頃、生活者ネットワークの活動のなかで言い続けている、「女性の視点」が重要であることを再認識しつつ、「女性相談」が堂々とブースを開き、女性が自由に参加できる雰囲気が作れないというその現実に怒りを禁じ得ない気持ちで、報告会の場を後にしました。今回の報告を活かして、9月議会に女性目線での防災計画の提案をして行きたいと思います。またこのホームページを見てくださった方のなかに、東京に避難されて、弁護士相談が必要そうな方、またお知り合いにいる場合はぜひ、説明会にご参加いただきたいと思います。

「ひとりで悩まないで」

全国女性相談研究会が化粧品を配給するときに貼った連絡先とともにシールに載せた言葉を被災された皆さんに捧げます。

弁護士による
原発事故損害賠償請求準備のための無料説明会
[場所・弁護士会館二階 東京都千代田区霞ヶ関1−1−3 JR山手線 有楽町駅より徒歩15分]

予約不要 各会定員1000名
日程 8月16(火)
時間・午前の部
10時 会場
10時30分〜11時30分 説明会開催
時間・午後の部
14時 会場
14時30分〜15時30分 説明会開催
主催 東京弁護士会・第一東京弁護士会・第二東京弁護士会
[問い合わせ先]03−3581−2250(第二東京弁護士会宛)

石神井川の清掃ボランティアに参加しました!

毎月(土)の午前中は石神井川弥生橋にレッツゴー!!

石神井川 弥生橋
石神井川 弥生橋
8月6日(土)午前10時から11時まで、「Mec西東京」が主催する石神井川の清掃ボランティアに参加しました。この会は、毎月第一土曜日に行われており、生活者ネットワークの元代理人の板垣洋子や、現職の大友かく子、他のネットメンバーも時間を作り参加をして市民の方たちと共に活動をしています。

わたしは先月が初めての参加で、今日は二度目です。先月は長靴を履いて川に入りましたが、川の水が多いところでは長靴に水が入らないようにするのが意外と大変だったのと、川の水の感触を味わいたくて、以前息子に学校行事の川遊びのために買ったスニーカーで今日は川に入りました。無邪気に水に入りゴミ拾いするわたしに、板垣さんの顔が心配そうな表情に……。そして会の代表である末光正忠さんが「石田さ〜ん。ヒルがいるからね、ホラ。(と、黒いヒルを見せる)直接川に入るなら血を吸われないように気をつけてね。」

ヒ〜!ヒル…。恐い…。それでも川に直接入る楽しさは止められず、ザブザブと川を楽しみました。ゴミは圧倒的にタバコの吸い殻と飴の袋。今日は川の中にもザブザブ突進したおかげで(?)かなり大きくて重い、キッチンのガス台に置く五徳の枠も拾いました。誰がこんなものを捨てるのでしょうね…。自分だけなら…。小さいものなら…。そんな気持ちが自然環境を汚していくのに…。今月は、東京都が行う草刈りもすんでいて(一年に三回行うそうです)見晴らしも良く、すがすがしい自然を満喫させてもらいました。

以下はMec西東京が作っている「お知らせ」です。
「この川には昔ホタルが沢山いました。ホタルを呼びもどすために川そうじをしています。石神井川を清流に!みんなで川そうじ!西東京にホタルを再び!」

今日のゴミは40リットルほどのゴミ袋二つでした。最後に会の代表の末光さんと奥様の詩恵さんが準備してくださった美味しい麦茶をいただき、会からのお知らせを聞き、解散となりました。

10月22日(土)にコール田無にて、Mec西東京と東京ホタル会議の主催でイベントを企画しているそうです。詳しくは来月に。 今日は参加人数も少なかったですが、沢山の方にこの会の活動を知って頂き参加して貰いたいと思います。末光詩恵さんが、「この緑と川の水は確実に西東京の町の温暖化をさせないために貢献してると思うわよ。ホタルで人を呼んでみんなで川そうじできたらいいわね。」とおっしゃったのが印象的でした。

皆さん毎月(土)の午前中は石神井川弥生橋にレッツゴー!!

「東京自治研究センター2011まちづくりウォッチング」に参加しました。

【2/2】

山元町の案内板
山元町の案内板
「東京自治研究センター2011まちづくりウォッチング」二日め。南相馬市役所で、YouTubeで有名になった桜井市長のお話しを伺いました。「市民の心がズタズタになった。東京電力が事故を起こした後、海外のマスメディアは線量計をつけて取材をしたのに、日本のマスコミは3月いっぱいいなくなった。逃げたマスメディアとして臆病者扱いしている。自分たちが勝ち誇ったような報道をなぜするのか、東電がスポンサーではないのか、本来解決すべきは放射能から守るのが使命ではないのか、一番の使命は「除染」である。国の遅い手だてを待っていては住民が苛立つだけ。全く違う発想で新たなまちづくり。原発に頼らない政策が必要。」等々、淡々と話され、時には笑顔を浮かべながらも、抑えた静かな怒りも充分すぎるほど伝わって、原発事故と国の対応にわたしも歯ぎしりしたくなりました。

次は、新地町へ。 「亡くなったのは110人、うち10人はまだ見つかっていない。常磐線の駅は津波で流された。瓦礫はほとんど片付いたが、放射能の関係でその後の処分ができずにいる」等々の話しを伺いました。「復旧しても復興できない」との言葉にまたため息がでました。

お昼ご飯は、相馬市の割烹でいただき、お土産を買いました。久々に売店の電気をつけた(営業をした)、とのことで私達が帰るときは「ありがとうございました」とある横断幕を持ってお見送りまでしてくれて、恐縮しました。

最後に寄ったのは、常磐線の山元駅(跡)。バスで着いたときには、誰もが「堤防かと思った……。駅だったんだ、ここ……。」と、絶句しました。唯一残されたトイレもホームから見ると中がボロボロ。周辺も当然のごとく、建物の土台だけが、整然と並んでいました。建物が根こそぎ流されるのでは、人間もひとたまりもないだろう、とまたため息……。

今回のツアーに参加するにあたり、実はかなり覚悟が必要でしたが、実際に訪れた被災地はすでに瓦礫が片付き、ある程度落ち着いているようにも見えました。出会った皆さんも静かに怒りを抱えながらも、前向きで頭が下がりますが、「帰りたい」と涙ぐまれた思いに、原発事故への怒り、後悔などが交差します。

わたしは何をすべきなのか。今回のツアー主催の、東京自治研究センター副理事長の木下さんが始めに話された「(まちづくりウォッチングに参加して)議会なり、研究機関なり、それぞれのポジションで発信できればと思います。」というように、西東京のまちで、防災計画の見直しや国への脱原発の働きかけなど、やるべきことを積極的にすすめて行かなければと強く思いました。

今回のツアーでお世話になった皆さん、ありがとうございました。

「東京自治研究センター2011まちづくりウォッチング」に参加しました。

【1/2】

川俣町山木屋地区の方が住む仮設住宅
川俣町山木屋地区の方が住む仮設住宅
7月20日(水)から7月21日(木)に開催された、福島・宮城両県における、大震災からの復旧から復興へ向けた歩みを学ぶまちづくりウォッチングに大友かく子と共に行ってきました。自治体職員組合の方や地方自治総合研究所の方、都議会議員、区議会議員、市議会議員、大学生など、総勢32人のツアーです。

20日の朝、東北新幹線やまびこ号に乗り、福島へ。ホームで、今回同行することになった生活者ネットワークの都議会議員の星裕子、西崎光子、山内玲子、と世田谷・生活者ネットワークの新人議員の高岡じゅん子と会い、いざ出発。新幹線に乗るのは8年前に滋賀県へ、ネットの代理人とメンバー(わたしはもちろん代理人ではなくメンバーでした)で行ったとき以来だなあ……、とつぶやきながら初の東北新幹線に乗車。郡山までの車窓は震災前と全く変わらず。福島駅から福島大学までも変化あまりには気づきません。少し道路は陥没していたけど……。

福島大学では、行政政策学類教授の今井照(いまい あきら)先生から30分ほどお話しを伺いました。「原発の被害は目には見えない。各地域でおきていることが違うので一括して言って欲しくない。市町村ごとになんとかしなくてはならない。一番問題なのは農業の被害で、見えないことに対する不安がお互いの関係を壊している。」今井教授が原発事故に四ヶ月過ごした部屋は、放射線測定すると、7.99マイクロシーベルトあったそうです。その後、役場の事例をあげてお話しがあり、国見町・浪江町共に、国、県とは数日間連絡が取れなかったとのこと。県庁は市町村に対しては3月14日の原発3号機での水素爆発の後には、県庁に移転のあっせんを依頼するも、県庁は遠方への避難の必要性を認めず、市町村間の助けで、二本松市役所の東和支所の提供を受けた、とのこと。楢葉町役場では、津波についてのハザードマップが前年度に作成されており、何度も避難訓練を実施していたために犠牲者は12人で極めて少数だったそうです。やはり日頃の訓練が大切なのですね。

 お昼ご飯は、しゃも肉を使った美味しい親子丼。この後お邪魔した川俣町山木屋地区の方が住む仮設住宅では「(今までのように)孫と暮らしたい」「早く帰りたい。この前ちょっと行ったら草がこんなに伸びちゃってて……」という年配の男性や女性の声に胸が詰まる思いでした。6月26日に入居し、7月5日に自治会を立ち上げたそうで、高齢の人を孤立させないように、「花いっぱい運動」を始めて、水やり等で家から表にでてきてもらう工夫をしているそうです。中には家族が五ヶ所に別れて住んでいるケースもあるとのことです。

仮設住宅の後は小学校が廃校になりその後にできた美術館の見学。美術館長は菅野浪男さんです。シンプルな建物に素晴らしい芸術品の数々。やっぱり器じゃなくて中身ですよね〜。菅野さんの牛の絵画も、力強く素晴らしい作品でした。ここで午後3時40分。この後、ガイガーカウンターを持っている方に急きょ同行していただき、計画的避難区域になっている菅野浪男さんの牧場へ。牧場に向かう入り口からすでに放射線は7マイクロシーベルトを超えています。最高値は16.8マイクロシーベルト。牧場を始め、3ヶ月人がいない村は、荒れ始めていて、人はおろか、犬、猫、鳥も見えず、千と千尋の神隠しの映画の冒頭の風景のようでした。何も見えず匂わず感じることのできない放射線。ただただ、ガイガーカウンターだけが死の灰の数値を叩きだしています。3月11日までの、のどかで温かい幸せな日々を奪ったのは誰だろう。原発を認めてしまった日本の、この悪夢のような現実に言葉を失いため息が漏れるばかりでした。

 夕方6時からは、川俣町長をまじえ夕食セレモニー。町長は、「役場は使えず建て直しが必要、中学校では天井が落ちた、公民館は液状化、避難した人は「選ばれて」来てはいない。赤ちゃん、障がい者、差別なく平等にきた。原発地域でなく、交付金もなく、放射能だけいただいた。」と皮肉な言い回しで報告されていました。

「新人議員との懇談会」で話題となった小・中学校のトイレについて

7月1日に開催された、懇談会のなかで小・中学校のトイレについて、市民の方から話がでました。内容は「和式が使いづらい」「洋式のウォシュレットはいかがなものか」などでした。わたしの娘が中学生のときに、洋式トイレに改修された記憶はありましたが、念のために教育委員会に確認しましたので、その結果を報告します。

2009年(平成21年度)に全ての小・中学校で、一ヶ所につき、ひとつの和式を残して、全て洋式にしたそうです。ウォシュレットや暖房便座はついていません。洋式トイレを大勢で使うことに抵抗のある一部の女子が和式に並んだ、という当時の話を私も思い出しました。「直接肌を触れるのがイヤ」という意見はちょうど15年〜20年前にオフィストイレにあった議論で、いまはこのような議論はあまり聞かなくなったそうです。西東京市の子ども達も、いまは洋式に慣れたでしょうか。

「鎌倉トイレフォーラム2010」の報告によると、改修計画に子どもたちが参加したトイレ創りでは、トイレを大切に使うようになるなどの教育効果もあがっているとのことです。西東京市も、子ども達が主体的に参加できるトイレ企画があるといいですね。