静かな山里の暮らしを返して!

高尾山トンネルの事業認定取り消しを求める行政訴訟控訴審

高尾山トンネルの事業認定取り消しを求める行政訴訟控訴審が、10/11東京高裁101号法廷で行なわれた。裏高尾在住の二人と原告団長の証人尋問が、緊張の雰囲気の中で始まった。

原告団長であり植物の専門家でもある吉山寛さんは、建設省が行なった圏央道アセスが、すでに枯れて無い植物が入っている、アセスの場所に無い植物が入っているなど、いかにいい加減だったかを証言した。

これに対して、国側の弁護士からは、地下水が枯れるとなぜ植物が枯れるのかなど、唖然とする質問が続く。

地元在住の証人・峰尾さんは、圏央道計画がなかったら、夫の過労による早すぎた死はなかった。今ごろ息子家族とにぎやかな老後を迎えていたはず。私の人生を返して欲しいと訴えた。

同じく地元在住の証人・川村さんは、日々変わる景観、騒音、日照時間の減少について不安や怒りを訴え、静かな山里の暮らしを二度と味わえない悔しさをにじませていた。

国定公園の高尾山は、都心から近いのに世界でもまれな生態系と豊かな自然を持ち、季節を問わず訪れる人を癒してくれる。これ以上傷つけずに残して欲しいという素朴な願いは、どうして司法の場に届かないのだろうか。

今年も魚と会えました!

今年の水生生物調査は、8月6日裏高尾町の小仏川で実施しました。
参加者は毎年協力してくださる環境市民会議の会員さん11名と、親子連れの方々を含む33名でした。

朝からぎらぎらと太陽が照りつける中、川辺では涼しい風が吹き、17.2度というひんやりした川の流れの中で生き物の観察をしました。

川に住む魚や小さな生き物の種類は川の綺麗さによってずいぶん変わります。今回もおたまじゃくし、ヤゴ等のほか、カワゲラ、メダカ、ヤマメ、アブラハヤ、サワガニなど清流に住む生き物が見つかりました。川の石をひっくり返すとトビゲラの巣が見つかり、粘々した巣の中から幼虫が見つかり、びっくりしました。

また、環境市民会議の方からは、透明度をはかる実験で家庭からの排水をきれいにするには、大量の水が必要なことを子どもたちにもわかりやすく教えて下さいました。

毎年、生き物調査に参加する度に、身の回りの清流を取り戻し、豊かな自然環境をずっと残していきたいと感じます。

小児障害メディカルセンター オープン

小児障害メディカルセンター オープン

 都立八王子小児病院が府中に移転後、市内には重症心身障害児を診療できる病院がほとんどなく、家族から不安の声が上がっていました。
 四月四日には都立小児病院の跡地や旧施設を活用して外来専用の小児医療施設「小児・障害メディカルセンター」が開設されました。
 開所式典後施設内を見学しました。
一階は外来診療と平岡町の保健センターで行っている夜間救急診療と休日歯科応急診療をメディカルセンターに移転すると同時に、障害者歯科診療も同所で行う準備も進めています。
二階は重度障害児のデイサービス施設として改修し、小児神経の専門医や障害者診療の専門医と連携しながら家族への支援も行っていきます。
三階は発達障害児の支援室があり感覚統合療法などをとりいれた作業療法を行う設備施されていました。
本館は島田療育センターが運営します。所長の小沢浩医師は障害児医療と家族への支援に長いこと携わり、すべての子供たちが安心して医療を受けられるよう内容を充実させていきたいと語っていました。
 これからは入院医療や高度医療が可能な病院との連携や行政だけではなく市民も協力や支援をしながら、八王子の小児医療の第一歩すすみだしたと思いました。

どうなる、介護保険

介護保険制度が実施され、約10年が経過しましたが、はたして、本当に介護の社会化は進んだでしょうか。みなさんのご家族、また皆さん自身も、介護への不安があるのではないでしょうか?八王子市でも、高齢者のみの世帯が全体の2割、その中でも一人暮らしの世帯が半数を超えている今、解決を急がなければならない問題です。

年をかさねても、なるべく元気に自立した生活を送りたい。それでも病気や体力の衰えで介護が必要になったときに、みんながお金を出し合って支えあおう、家族の負担を軽減しよう、というのが介護保険の目的です。しかし、現在審議されている介護保険制度の改定はその反対の方向に進もうとしています。

そのひとつとして、ホームヘルパーが在宅生活の家事などを援助する「生活援助サービス」の介護保険給付を縮小していく方向にあります。しかし、「身体介護」のみでは人は生きていけません。「生活援助」によって生活を整え、人と社会とつながり主体的な生活を取り戻すことで介護の重度化を予防することができます。

介護保険に限らず、ひとり一人の生活に根付いたところからの提案で使いやすい制度をつくっていくことや、税金の使われ方を点検していくことで暮らしやすいまちをつくることができます。

今年はバトンタッチする鳴海ゆりさん、まつはし明美さんと一緒に、さらに活動を充実させていきたいと思います。

プラスチックのリサイクルはホントにエコなのか

2R(発生抑制と再使用)をすすめよう

八王子市では10月からごみの分別方法が大きく変わりました。
今まで燃えないごみとして分別していたプラ容器などが、資源ごみとしてリサイクルのルートにのり、リサイクルできない汚れのあるプラ容器やプラ製品、さらに革製品やゴム製品までが可燃ごみとして扱われるようになりました。

ほとんどのプラ容器を資源として出すことができることで、リサイクルされるのだからどんどん使ってもかまわないんじゃないか、という空気が広がるのではとちょっと心配になります。

リサイクルにはそれなりの費用がかかり、収集や保管、中間処理に関わる費用(処理場の建設費や人件費、ランニングコスト等)は市民の税金でまかなわれます。また、紙などは再生紙が当たり前に使われていますが、プラスチックについては再製品化されたものがどれだけ使われていて、資源が循環する構造が作られているのか明らかではありません。

そして、汚れたプラや製品プラは、燃やしてしまって本当に安全なのでしょうか。炉の温度が一定の高温を保っていればダイオキシンの心配はないといいますが、ダイオキシン以外に有害な物質はないのでしょうか。23区ではプラごみの償却に対する反対運動がおこりました。

リサイクルや焼却の前に、まずは発生抑制を考えなくては真の資源循環型社会への道のりは遠いのです。容器包装リサイクル法を改正し、リデュース(発生抑制)、リユース(再使用)を促進するしくみをつくりましょう!

高尾山周辺の環境破壊が続いています

城山トンネル掘削の影響で榎窪川の水枯れが起き、7月にはいって農業用水地点も枯れ始め、南浅川の水田にひび割れが発生しています。そして拡幅工事が始まった高尾山トンネルでは地下水位の低下が起きています。

私たちの暮らすみどり豊かなまちの自然環境が、利便性と引き換えにどんどん失われていくことが残念でなりません。右肩上がりの経済成長を追い求める時代は過ぎ去り、持続可能な社会をどうつくるか、という視点でまちづくりを考えていくべき時に来ています。

9月の定例議会の一般質問でも取り上げましたが、市の答弁はまず道路建設ありきで、地下水位の低下は心配ない、問題ないの繰り返しでした。こんな時、まだまだ政治は市民の感覚からずれているなと感じますが、あきらめずに市民の声を発信していきたいと思います。

誰もが、ありのままにその人らしく、地域で暮らすために

障がい者の権利を考えるセミナーに参加して

前千葉県知事の堂本暁子さんの講演では、「障害のある人も無い人も共に暮らしやすい千葉県づくり条例」が議会で可決するまでの取り組みや、条例の意義についてお話がありました。千葉県の条例は、誰もが当たり前にその人らしく地域で暮らす」という千葉方式を基本において、差別をなくすために市民と一緒に作った条例です。

県議会へ提出した条例案を1度撤廃し、再度修正した条例案を全会一致で可決成立させるまで、多くの県民が議論しながら作り上げてきたこの条例は、県民の意識にも浸透し、社会のしくみを変えていくものになったのではないでしょうか。

2008年、ヒューマンケア協会の中西正司さんが中心となって、「八王子でも障がい者差別禁止条例を実現させよう」と呼びかけがあり、勉強会16回、セミナー4回を開催しており、私も都合のつく限り参加しています。一日も早く八王子でも障がい者差別禁止条例ができるよう、共に行活動するおおぜいの仲間と力を尽くしていきたいと思います。

介護者のためのしゃべり場・第3回

 運動グループ・八王子地域協議会とアビリティクラブ助け合いの共催で、「第3回介護者のためのしゃべり場」を開催しました。当日は新に実母を郷里から引き取り、自宅介護を続けている方の参加がありました。どんなに身構えて始めたつもりでも、予期せぬ事態は次々にやってきます。親族間の話し合いがうまく折り合えなかったりすると、介護者の負担感は一層重くなっていきます。今直面する課題について真剣な話になりました。

 また、高齢になると突然容態が悪化することがあるので、日ごろからの準備がないといざとなった時に、担当医の判断にお任せになってしまうこと。人口呼吸器は外すのが難しいので慎重になる人が増えましたが、「胃ろう」は生きているというよりも生かされてしまうことになるので、口から食べることにこだわったほうがいいことなどを教わりました。たとえ誤嚥の危険があっても、口から食べているといないのとでは、顔の表情がまるで違うから。そうなると食べることも命がけですね。

 「しゃべり場」には介護の専門家たちもいて、しかも自身も介護の経験者だったりするので話には説得力がありました。元気なときにオープンに話し合っておくとか、本人の意思をそれとなく聞いておくとかなど、普段の話し合いが大切であることを実感しました。

核兵器廃絶を訴えました

勤労者市民センター主催の反核座り込みに参加しました

毎年、8月6日八王子駅マルベリーブリッジを通行する市民に核兵器廃絶や平和の尊さを訴えています。

今、世界は核兵器を廃止する動きになっています。核兵器禁止条約を一日も早く締結できるように、唯一の被爆国の日本が先頭に立つべきです。

米軍が広島に原爆を投下してから65年。広島市が主催した平和記念式典には国連事務総長や米国、イギリス、フランスなどの核保有国の代表も参加し犠牲になった人々を慰霊しました。

非核三原則を堅持してこそ人類の滅亡が避けられるのです。平和憲法を持つ国民として核兵器廃絶を世界に発信していきましょう。

水辺の生きもの調査に参加しました

8月4日、運動グループ主催の水辺の生き物調査に今年も参加しました。水量が少なく、いつもより生き物の姿も少ないようで残念でしたが、今年も環境市民会議の講師の方々のリードで有意義な調査活動になりました。

昔は近所の川で遊ぶことは当たり前のことでしたが、今の子どもたちにとっては滅多にできない経験とあって目を輝かせながら生きもの探しに集中していました。

下水道の普及により水質は向上しましたが、このように生きものと直接触れ合う機会が減っていることはとても残念です。水質を良くするための取り組みと同時に、多様な生物が暮らすことのできる川と川辺の環境を残していく提案をこれからも続けていきたいと思います。