圏央道トンネル工事による水枯れが深刻

川や農業用水が枯れた!水脈を傷つけるトンネル工事

圏央道、城山トンネル掘削の影響で、2007年6月から榎窪川の水枯れが起き、国はスプリンクラーの設置でなんとか水量の確保を図ってきましたが、7月にはいって農業用水地点も枯れ始め、南浅川の水田にひび割れが発生しました。

7月29日、高尾山・八王子城跡を守る自然保護7団体代表世話人の方の案内で現地を視察しました。国土交通省は工事が終われば水量は戻ると説明していたが工事完了した昨年10月以降も水枯れはつづいている。」と説明があり、地元の農家の方は「親から田んぼを引き継いできたがこんなひどいひび割れは、はじめて」と語っていました。

高尾山周辺の環境破壊が続いています

大垂水峠に向かう国道20号、南浅川周辺は静かな街並みを残しているところでした。しかし、圏央道のインターチェンジと南バイパスの工事によって、巨大な構造物が建ち並び、見るも無残な姿になってしまいました。一方、裏高尾では中央道と接続するジャンクション工事がすすんでおり、狭い山間の静かなまちは昔の面影を失いつつあり、工事の音と大気汚染や騒音などに対しての不安でいっぱいです。

高尾山は都心から近く標高599メートルという低山にもかかわらず、カシ・モミ・ブナ・イヌブナや多くの昆虫・植物が生きている山として有名です。圏央道計画は高尾山にトンネルを掘り、貴重な動植物の生態系を壊し、水脈を分断し、大気汚染・騒音の問題を引きおこします。

私たちはこのような環境破壊に対し、市民の声を国へつなぐために、これからも運動を続けていきます。

どうなる、基地問題?!

子どもたちに美しい海を残そう

参議院議員選挙の争点が消費税に移ってしまいましたが、沖縄の基地問題を忘れてはならないと思います。

私は3月にジュゴンヤウミガメが住む辺野古沿岸や大浦湾に行ってきました。どこまでも続くサンゴの青い海、白い砂、ここに杭をうち滑走路を造ることは、だれが見ても環境破壊につながることはあきらかです。

沖縄県は日本の全人口の1パーセント、陸地面積は0・6パーセントしかないのに在日米軍基地の30パーセント、専用施設の75パーセントが集中しています。宮森小学校の戦闘機墜落事故、沖縄国際大学のヘリコプター墜落事故など記憶に新しいところです。

上空から部品の落下などだけでなく、日常人口密集地の上空を低空飛行する戦闘機に市民生活は脅かされています。人口9万人の沖縄宜野湾市のど真ん中に広がる海兵隊基地は世界一危険な基地といわれていることが普天間飛行場、嘉手納基地の前に立って実感しました。市民交流の場では沖縄の人にとって海は宝、そんな海に基地はいらないという子どもたちの声が心に残りました。

島に住む人の民意を政治に反映することこそ平和な美しい島のため、いえ日本中の願いです。今後、基地問題はどのように解決が図られていくのでしょうか。真剣な議論が交わされるように、私たちも声を上げていきたいと思います。

どうなってるの?八王子の中学校給食

09年4月から「弁当併用デリバリーランチ方式(自宅からの弁当と「給食」として業者が作った弁当を自由選択する方式)」による中学校給食が始まりました。

当初こそ36.95%あった喫食率(全生徒数に対する給食を利用している生徒の割合)は、今や21.91%(10年6月分)。市が昨年、実施半年時点で行ったアンケート結果でも、「おいしくない(40.8%)」「おかずが冷たい(82.2%)」と子どもたちに不評でした。

そこで、「本当に望ましい給食のあり方とは?」「よりよい中学校給食を実現するためには?」をテーマに「はつらつタイム」を行い、情報・意見交換しました。

参加者からは、
・給食は「おいしくない」と聞いているので、家からお弁当を持って行かせている。
・ただ、「食べさせる」のではなく、食育を考えたものを提供してほしい。
・親子方式(近隣の小学校で作った給食を中学校へ配送)の給食にしてほしい。
などの意見が出されました。

市・調理委託業者とも、改善できる点については、改善を行っているようですが、現行の「弁当併用デリバリーランチ方式」では、解決出来ない点が多々あります。

八王子・生活者ネットワークでは、かねてより親子方式による中学校給食の実施を訴えてきました。食育の観点からも、親子方式による中学校給食が望ましいと考えます。よりよい中学校給食を実現するために、今後も行政に働きかけていきます。

墨田区の雨水利用を学ぶ

環境まちづくりNPOエコメッセの学習会に参加しました

「雨水は天水〜今、なぜ雨水利用が必要か」と題した環境まちづくりNPOエコメッセの学習会に参加しました。講師の雨水博士・村瀬誠さんは、墨田区役所の職員だった当時、国技館の雨水利用を提案され、現在でも国技館では1万人を超える利用者のトイレ洗浄や冷房に雨水が利用されています。

墨田区役所でも、雨水をタンクに貯めて役所内のトイレに利用し、年間200万円を超える節水効果をあげています。また、消防車も入れない路地が多い東向島方面では、雨水利用システム「路地尊」を22ヵ所を設置し、普段から植木の水やり、車の洗車などに活用され、災害時の水源としても地域で利用することができます。さらに同区では2008年、雨水利用を条例化し、敷地面積500㎡を超える集合住宅の開発に関しては、雨水利用は義務となり、現在建設中の東京スカイツリーにも生かされています。

東京の年間雨量は1500mm。そのうち800mmが下水道へ、400mmが蒸発し、地下に浸透するのは、わずか300mmです。都民が使う水の大半は上流のダムに頼っています。遠方のダムの水を利用するのでなく、身近な水源である雨水を貯めて活用することは、有効な資源利用であり、都市型洪水への対策にもなります。湧き水や河川の多い水のまち八王子は、学ぶところが多く、身近なところから、市の取り組みを求めていきたいと思います。

住宅支援、雇用創出への取り組みを

3月市議会 予算総括質疑②

職を失い、住まいも失ってしまった人に対する住宅の確保は重要です。
Q:住宅マスタープランの見直しの時期でもあり、社会的な需要の高まりもある雇用喪失者や若者のための支援を位置付け、対策を。
A:来年度からの新住宅マスタープラン策定の中で、重要なテーマの一つと考えており、検討課題である。
 
社会問題の解決を目的に、市民自らが当事者の視点で収益事業を行う、社会的企業が注目されています。昨年政府が発表した緊急経済対策の一環、「地域社会雇用創造事業」は地域社会で活動する社会的企業の創造や、人材育成をめざすNPOや起業家を支援し新しい雇用を生み出すことを目的としたものです。国はこの事業に中で、社会的企業の起業時1人300万円を上限に事業全体で800名を目途に支援を行います。八王子市としても、従来の産業構造の転換を図るためにも、社会的な価値のある新たな分野の産業を育て、雇用の場としていくことが必要だと訴えました。

今後、起業時の支援にとどまらない支援制度の拡充や、税制優遇制度の充実についても働きかけていきます。

防災計画に女性や子ども、高齢者など弱者の視点を

3月市議会 予算総括質疑①

阪神淡路や中越沖地震で、避難所生活が長期化したとき、プライバシーもない不自由な生活の中で、女性たちは乳幼児の子育てや、お年寄りの介護をしながら、自宅の後片付けや家事に追われるなど、厳しい立場におかれました。さらに女性や子どもに対する性犯罪が多発したことも明らかになりました。

Q:女性の意見を反映した、地域防災計画や避難所運営のマニュアルづくりを。
A:防災会議に女性委員を登用するしくみを検討。防災計画や各種マニュアル作成の際は女性の意見を反映できるよう、関係機関と連携し、意見聴取や市民参画を推進していきたい。
 
国立市では、市民参画で避難所運営マニュアルを作成しています。避難所となる体育館や校庭をワークショップ形式で確認しながら、女性や様々な立場の人に配慮した空間利用や生活ルールをまとめています。

Q:市民と情報を共有しながら運営マニュアル作りを。
A:地域住民による自発的なマニュアルづくりに対しては情報提供を行うなど積極的に支援していく。 
 
Q:高齢者の福祉施設の受け入れ体制は十分か。  
A:福祉施設と協定を結び、高齢者やその家族を一時的に受け入れる体制を整えており、災害時の受け入れ可能人員の集計や、地域包括支援センターを通じた市への情報伝達体制も整備している。

その他、学校の空き教室を利用した防災倉庫は3、4階にあることが多いが、仮設トイレ器材など移動が大変な物も多いので、基本的に1階に設置するよう求めました。また、避難所となる学校の体育館の耐震化を早急にすすめるよう求めたところ、国・都に働きかけ、一日も早く完了するよう、鋭意取り組んでいくと答弁がありました。

高校無償化からの朝鮮人学校排除に反対する緊急行動に参加して

3月27日、東京・代々木公園で開催された「高校無償化からの朝鮮学校排除に反対する緊急行動」には、4月からの新入生含め242人もの朝鮮高校生をはじめ700人が参加して行われました。

屋外ステージでは、高校生、保護者、弁護士などが次々立ち、アピールを行いました。

鳩山首相の「どんな教育が行われているのかわからない」という発言が高校生の心に突き刺さっている。また、中井大臣の「拉致問題で経済制裁の対象となっている国の支援を受けている学校」という発言が発端となり、朝鮮人の差別・誹謗・中傷おこっている。チマチョゴリを来ているだけで罵声を浴びせられ怖い思いをした。という発言がありました。

そして、高校生は口々に「生まれた日本は好きだけど、これからも朝鮮学校で母国のことを学びたい」「スポーツも勉強も日本の高校生と同じ。今回の朝鮮学校外しで自分の存在を否定された気がする」「朝鮮人だからといって学ぶ権利を奪ってはならない。これからも堂々と生き、両国の架け橋になりたい。」等、それぞれ訴えました。

集会決議では次のことが採択されました。
○朝鮮学校の子どもたちの未来をつぶしてはならない
○あたりまえに朝鮮学校を「高校無償化」の対象に!
○差別をやめ、朝鮮学校への公的助成を!

代々木公園から渋谷駅近くの宮下公園までのデモ行進では、シュプレヒコールによって、政府による民族差別、人権侵害を知ったとの声も聞かれ、信号待ちの人達からの暖かい応援もありました。政府は朝鮮学校に対する民族差別的な処遇を改め、全ての子どもたちに平等な支援をすべきです。

防災計画に女性の声を

防災倉庫の見学
防災倉庫の見学
今年は1月にハイチ、2月にはチリと、立て続けに大きな地震が起き、残念なことに大勢の人が犠牲になりました。災害はいつどのように降りかかってくるかわかりません。八王子・生活者ネットワークでは防災ワークショップを行い、万が一、災害が降りかかったことを想定して不安を出し合い、まち歩きや市職員による出前講座、小学校の防災倉庫の見学などを行い、「防災」についての提案をまとめました。

2010年度の市の予算を審議する委員会では、阪神淡路や中越沖地震の際には、女性や子どもに対する性犯罪が多発したことを踏まえ、防災会議に女性の枠を設けることや、防災計画に女性の声を入れること、性別に配慮した避難所の設計と運営などを提案しました。

また、避難所となる学校の防災倉庫を見学した際、イザという時あわてない様に、市民参画で地域ごとの避難所運営マニュアルをつくることが必要だと感じました。国立市では検討委員会を立ち上げ、避難所となる体育館や校庭をワークショップ形式で確認しながら、高齢者などの災害時要配慮者や、女性に配慮した空間利用・生活ルールをまとめています。

さらに気になるのは避難所となる学校体育館の耐震化が進んでいないことです。建築基準法の改正や耐震診断・耐震補強設計の入札不調などが理由ですが、一刻も早い対応ができるよう引き続き働きかけていきます。

はちバスが値上される?!

ワンコインが170円に

水俣の甘夏を使った料理講習会に参加しました
水俣の甘夏を使った料理講習会に参加しました
2/17に行われた都市環境委員会で、八王子地域循環バス「はちバス」見直し事業について報告がありました。

はちバス専門分科会(計8回開催)で現行コース空白地域だった清川町・長房の一部・松子舞団地への乗り入れ、天使病院・北八王子をコースに入れるなど新コースを増設、車両1台を増車すると同時に初乗り100円を170円とし、対距離制(上限300円まで)を導入するという案が示されました。(シルバーパスは引き続き利用可。)

もともとはちバスは敬老祝い金を廃止する代わりに交通困難地域の解消、高齢者の外出支援を行う福祉目的で始めた施策です。市は170円にすることで1千万円の増収があるという説明をしていましたが、納得できません。福祉目的という原点に帰り、ワンコインで利用しやすい制度を継続するべきだと思います。

高尾山のトンネル工事は環境破壊だけでなく無駄な工事

高尾山天狗裁判は継続中!

新政権が誕生し、公共事業を取り巻く政治状況は大きく変化しています。国民は八ツ場ダムに象徴されるように一度始めたら止まらないといわれた事業をストップできることを知りました。

一方で、登山者で賑わう高尾山の下にトンネルが掘られていることをどれくらいの人が知っているでしょうか。都心の渋滞解消という名目で始まった圏央道計画は、総事業費6兆円、1センチ進むのに100万円かかる計算です。

9年前訴訟を提起した高尾山天狗裁判では、裏高尾事業認定取り消し訴訟が最高裁で上告棄却となってしまいましたが、地裁、高裁の裁判は継続しています。私は証人席に立ち、地元住民として証言しました。

貴重な自然を破壊し、膨大な予算をかけて道路を通すことの必然性と公益性が厳しく問われるべきです。地下水脈の豊かな高尾山では、「シールド工法」という海底トンネルとを掘る技術を使わなくてはならず、約2kmの工事に1400億円をかける計算になります。裁判では道路による経済効果を費用便益費の面でムダな工事であることを立証しようとしています。

生活者ネットワークは、日々の生活の視点から、公共交通や自転車を使いやすくすることによる渋滞解消策を今後も提案していきます。