八ッ場ダムは今こそストップを

新米事務局長のつぶやき・2

 八ッ場ダムの建設をめぐり、毎日のように報道が続いています。中止に反対する住民の声、これまでにつぎ込んだ国費・・・しかし、このダムがなぜ要らないのかを、きちんと伝えるニュースは残念ながらあまりありません。

●なぜ八ッ場ダムをつくるの?
 八ッ場ダムの目的は、利根川中下流部の洪水被害の軽減と、1都5県に1日122万トンの水を供給することです。しかし、堤防の整備が進んだ利根川には新たにダムをつくらなくても氾濫する恐れはありません。また、首都圏の水使用量は、人口が増えても最近10年近く横ばいが続いています。今では目的もない八ッ場ダムは、造る必要性がありません。

●でも八ッ場ダムは7割もできているのでは?
 八ッ場ダムの建設費は4600億円ですが、その7割が2008年度までに使われたということです。工事の進捗率とは全く関係なく、ダムの本体工事は未着手です。関連事業をみても規模の大きい「付替国道」「付替県道」「付替鉄道」「代替地造成」でさえ、08年度末の完成割合はそれぞれ6%、2%、75%、10%です。付替鉄道は75%まで進んでいますが、新・川原湯温泉駅付近用地の未買収のところがあり、工事は大幅に遅れているのです。

●渇水や洪水の時にダムがないと困るのでは?
 八ッ場ダムは、それ程大きいダムではありません。渇水が起こる夏期は、洪水調節のため水位を下げるので、八ッ場ダムができても貯水量は既にある11基のダムの5%にしか過ぎません。
 また、過去50年間で最大の洪水(1998年9月)でも、八ッ場ダム予定地付近の流量計測から、利根川の八斗島地点の水位低下効果は最大13センチで、現在ある堤防からは約4メートルも下であり、八ッ場ダムの効果はありません。

●ダム予定地の生活再建と地域の再生に補償を
 八ッ場ダム建設予定地の周辺は地質がもろいため、ダムに水を溜めると浸水して地すべりが起きやすく、代替地も心配されています。幸い本体工事は、まだ始まっていません。 このまま八ッ場ダム建設を進めるよりも、吾妻渓谷の自然を残して地域を再生するとともに、住民の生活再建をきちんと補償することが必要です。そしてそれは、住民合意の下、半世紀以上もの間必要のないダム計画で地域を苦しめてきた国と1都5県が責任を持ってあたるべきです。

暑い夏を涼しく乗り切る知恵

新米事務局長のつぶやき・1

小金井・生活者ネットワークの事務所内から見るゴーヤの「緑のカーテン」
小金井・生活者ネットワークの事務所内から見るゴーヤの「緑のカーテン」
 今年3月の小金井市議選、続けて小平市議補選、日野市議補選、そして、都議会議員選挙。ゆっくり落ち着く暇もなく、田頭ゆう子市議と共に活動を進めるため、小金井ネットの事務局長になりました。

今年も小金井ネットの事務所に「緑のカーテン」ができました

 温暖化対策というと、温暖化ガスのCO2削減がまず頭に浮かびます。そして、そのためにすることは、省エネ。だから、節電・・・電気をこまめに消したり、冷暖房の設定温度に気をつけたり・・・でも、もう一歩、楽しんで涼しさを演出し、省エネできたら嬉しいですよね。
 ネット事務所に、今年もゴーヤが植えられました。昨年のこぼれたアサガオの種も、見事に成長して花を付けています。見た目にも涼しく、陽射しをさえぎる緑のカーテンは、室内温度を5〜10度も下げる効果があります。手軽にできる暑さ対策ですね。
 昔ながらの打ち水も、周りの気温を2度下げるというデータがあります。水が蒸発するときに、空気の熱を奪っていくからです。だからといって、水道水を撒くのでは意味がありません。雨水をバケツに溜めて使うとか、お米のとぎ汁、お風呂の残り湯をまくなど工夫して、節電、節水を楽しんでください。
 もう、涼しくなってしまいましたので、来年の夏、試してみませんか。何か実践している「暑い夏を涼しく乗り切る知恵」がありましたら、是非、お知らせください。

◆連絡は、小金井ネットHPの「お問合せ」欄から、どうぞ。

都議選に吹いた国政の嵐

ムダ使いをなくして、生活者のための都政を

 2009年7月12日の投開票で行われた都議会議員選挙。国政選挙の前哨戦と謳われ、自公か民主かという勢いの中で、生活者ネットは当選がゼロかといわれる厳しい選挙でしたが、地域政党である「生活者ネットワーク」の政治を訴えてきました。
 結果は、6人の擁立候補者に対し、3人の当選でした。北多摩第2区(国分寺・国立)の山内れい子、世田谷選挙区の西崎光子、そして、昭島選挙区の星ひろ子です。当選が3人だったことは悔しい思いがありますが、自治体で解決できない東京の問題を都政につなぐパイプが獲得できたことは、大きな成果だと思っています。
 今回は、「市民が育てる 東京・未来」のスローガンのもと、「やっぱり! 子育て介護は社会のしごと」を政策メッセージに掲げ、生活者に密着した問題解決を進めるための議員を送り出そうと呼びかけてきました。さあこれから、政策実現に向けての活動が始まります。

いよいよ梅雨入り

雨が少ないと、夏が心配です

 今年も私にとって待望!?の梅雨に入りました。夫の実家の方では雪が少なかったうえ、暖かくなったのが早くて雪解けも早く、少しずつ溶けて流れてくるはずの山の雪も早くなくなってしまいました。
 地球温暖化対策が少しずつ進められていますが、大きな効果があるのが、何といっても梅雨時のです。しっかり降って、しっかり地下に涵養されることで、これからの夏を涼しくしてくれる効果があるのです。灼熱の太陽が照りつける夏、たくさんの雨で地下水がたっぷりあると、熱せられた地面から地下水が少しずつ蒸発して、空気を冷やしてくれるんです。これは、打ち水と同じような効果です。その証拠に、雨の多かった梅雨の年は夏の平均気温も低く、空梅雨の年ほど真夏日が多くなっています。
 でも、都市部は地面が建物やアスファルトで覆われていて、せっかくの雨が下水道に流れてしまいます。しかし!小金井市は、雨水浸透桝の設置率が世界一。屋根に降った雨は地下に浸透させています。また、緑が多いのも保水効果があります。
 夏を涼しく過ごせると思えば、雨も嬉しいものです。その雨を、小金井市だけでなく、東京全体で浸透させ、地下水を保全することが必要です。

*おまけ・・・遠くの水より、足元の地下水
 小金井市の水道水は、地下水が7割、補助水として河川水を3割ブレンドしています。梅雨時に雨が少ないと、「猛暑」だけでなく、ダムに水が溜まらなくて「水不足」も心配です。遠くのダムに頼るのではなく、やっぱり!足元の地下水を大事に保全しながら飲み続けることが大事ですね。

緑のカーテンで夏を涼しく

ストップ! 温暖化

 小金井市ではこの夏に向けて、本庁舎に緑のカーテンを作っています。2008年6月、議会で一般質問をし、暑い夏を涼しく乗り切る1つの方法として、緑のカーテンを庁舎に作ることを提案しました。当時は「十分検討はしてまいりたい」という答弁でしたが、検討の結果でしょうか、今年の予算に計上され、本庁舎での緑のカーテン作りが始まりました。
 ゴーヤや朝顔などの蔓植物が早速、植えられ、ネットが張られています。庁舎南側の壁面を覆う緑となって直射日光を遮り、クーラーなしで夏を過ごせることでしょう。我が家でもいつもの朝顔だけでなく、ゴーヤとキュウリも試してみることにしました。
 生活者ネットワークは、都議選政策の1項目に「STOP!温暖化」を掲げています。特に都市化が進み、ヒートアイランド現象の被害が大きい東京では、緑や地下水の保全が欠かせません。見た目にも鮮やかな緑を増やし、省エネ・自然エネルギーの活用を進め、東京を冷やす! 生活者ネットワークは、生活者の声を議会に届けます。

生活者の声が届く都政に!

生活者ネットワークの議員を都議会に送ろう

●7月12日は、都議会議員選挙の投票日です。
生活者ネットワークは、まず身近な地域から政治を変えよう!暮らしやすいまちにしていこう!と、政策実現をめざして議員を議会に送り出し、調査活動や学習会を行いながら、提案を続けています。
その数は、都内の34自治体に、区議、市議合わせて51人
でも、市や区を越えた問題や東京都全体の課題には、現在いる4人の都議会議員と連携して問題解決にあたっています。
今年7月に行われる都議会議員の選挙では、この都政とのパイプを太くするため、東京・生活者ネットワークは6人の予定候補者を擁立しました。
選挙区の地域にお知り合いの方がいたら、是非!ご紹介ください。

ローテーションの成功で市民の議席をつなぐ

田頭ゆう子 4位当選しました

今回の市議会議員選挙で、私から新人・田頭ゆう子さんにバトンを渡し、議員のローテーションに臨みました。1,839人からの支持を得、4位で当選することができました。
子どもや高齢者に寄り添った活動を続けてきた田頭ゆう子さんと共に、暮らしやすい小金井を目指して、これからも共に活動を続けます。

田頭ゆう子さんにバトンタッチします

生活者ネットワークの政治をつなぐ

3月29日は、小金井市議会議員選挙の投票日です。
私は、この選挙で田頭ゆう子さんにバトンを渡します。
子育てや福祉の活動を地域で実践してきた田頭ゆう子さんは、新鮮な市民の視点で、生活を政治に繋いでいける人です。交代することで、市民の参加をさらに広げ、交代しても市民と政治を繋ぐ生活者ネットの政治は変わりません。

私は、この12年の間、小金井市を環境・福祉優先のまちにするため、市民の声を議会に届けてきました。特に、地下水を保全する条例を提案し、3年という時間をかけて、粘り強く議会をまとめて制定までこぎつけました。水道水源として地下水を7割も使っている市にとって、とても大きな成果です。
小金井市は、昨年11月に近隣7市長に呼びかけて、8市サミットを開催し、「雨を活かすまちづくりサミット宣言」を行いました。広域的な取り組みで、雨を活かす工夫を進めていくことで地下水も涵養されます。50年先もその先もおいしい地下水を飲み続けられることを願っています。

さらに小金井市を環境・福祉優先のまちにするため、なんとしても市民の議席を田頭ゆう子さんにつなぎます。子どもや高齢者に寄り添った活動を続けてきた田頭ゆう子さんと共に、暮らしやすい小金井を目指して活動を続けていきます。

生活者ネットワークの3つのルール
田頭ゆう子の政策

〔写真上〕田頭ゆう子さんと一緒に政策を訴えています。左は生活者ネットの都議会議員・大西由紀子
〔写真下〕子どもたちも応援してくれています。政策発表集会で、子どもたちが作ってくれた集会タイトルの前でお話しをする田頭さん

大事なことは市民が決めるまちに!

市長の再議に屈せず、「住民投票」条項を改正

 3月4日未明にまで延長した市議会の最終日、市民参加条例の「市民投票」を改正することが賛成多数で決まり、18歳以上の永住外国人を含む3ヶ月以上小金井市に在住する市民が住民投票できることになり、また、その総数の10分の1(10%)以上の署名があれば、議会の議決をすることなく、市長は住民投票を行わなければならないことになりました。
 しかし、この条例改正に対し、市長は「再議」という拒否権を出しました。これにより、再度賛否を問う採決が行われ、議員の3分の2の賛成がないと可決になりません。3月13日の臨時議会では、賛成13、反対11で否決になってしまいました。

○賛成13:みどりの風5(小山・青木・漢人・野見山・渡辺)、共産党4(板倉・関根・水上・森戸)、民主党3(小川・宮崎・村山)、1市民会議(斉藤)
×反対11:自民党5(伊藤・遠藤・高木・露口・中根)、公明党4(紀・鈴木・宮下・和田)、改革連合2(五十嵐・篠原)
/敬称略

 こうなることは分かっていたことでもあり、賛成会派でもう1度、改正案を提案する準備をすすめていました。市民参加の1つの方法として「市民参加条例」にも位置付けられている「市民投票」を、実行性のあるものにするための改正です。これに対し、再度反対することを避けるためか、反対した議員サイドから協議の申し入れがありました。結果、市民投票を実施するための直接請求の署名数について、投票権(永住外国人を含む18歳以上)を持つ市民の10%が13%にアップしてしまいましたが、最終的に全議員が賛成して、実施義務を盛り込んだ住民投票制度に改正することができました。
 驚いたのは、市長の再議に対し、全議員が条例改正の提案議員に名前を連ねたことです。これは、市長が条例改正に「再議」という異論を唱えたにも係わらず、議会が一致して改正するという、市長不信任に匹敵する出来事だと思います。選挙がなければどうなっていたのでしょうか??

「市役所建設場所を選ぶ住民投票条例」は、1万人の署名もむなしく否決!

小金井市では、市民参加が認められないのか

 1月19日に開催された臨時市議会で上程され、市長の意見が述べられた「市役所建設場所を選ぶ住民投票条例」は、21日に請求代表者6人の意見陳述の後、質疑が行われ、翌22日午前2:30過ぎに採決されました。有効署名数1万252筆も集まった直接請求の傍聴は、平日にも関わらず150人を越え、夜中まで見守っていた多くの市民の前で、「否決」という結果に終りました。採決態度は、下記の通りです。

賛成10:みどりの風5(小山・青木・野見山・渡辺・漢人)
    共産党4(板倉・関根・水上・森戸)
    民主党市民会議1(斉藤)
反対11:自民党5(伊藤・遠藤・高木・露口・中根)
    公明党4(紀・鈴木・宮下・和田)
    民主党1(小川)
    改革連合1(五十嵐)
退席2:民主党2(宮崎・村山)
※議長で採決に加わらず:改革連合(篠原)/敬称略

 そもそも、市庁舎を建設するという市民にとって重大な計画は、その是非から市民が参加をして決定していくべきです。今回、有権者数の11%を越える市民が、市庁舎の建設場所は自分たちで決めたい!と意思表示をし、おそらくはもっと多くの人が住民投票することを願っていたはずです。私も多くの方から、署名はできなかったが住民投票には行きたいという声を聞いています。
 計画段階からの市民参加、また、1万人を超える署名をどう考えているかとの私の質問にも、市民の意見は問うべきで重く受け止めるとしながらも、市長は結局、「再開発ありきで、第2地区に市役所を建てるという方針を変えるつもりはない」とかたくなな態度を崩しませんでした。市長は住民投票から逃げているとしか思えず、市民の負託に応えるべきであると意見を述べました。
 市民の権利としてある発意を議会が無にしてしまった責任は、大きいと思います。とても残念です。

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