容器のリサイクルに多額の税金が使われている!

 〜自治体の費用負担は、なんと7割〜

 昨年10月4日に「容器包装リサイクル法の改正を求める全国ネットワーク」が立ち上がりました。その名の通り、容器包装リサイクル法の改正を求めて全国から声をあげ、見直しに向けて国会へ市民の意見を出そう!と署名を集めています。
 そのきっかけは、各自治体の「廃棄物会計」調査です。ごみ処理にどのようなお金の使い方をしているのか、リサイクルコストはどのくらいか・・・等々、リサイクルを考える上での基礎的数字を明らかにするため、昨年と一昨年の2回、行っています。
 その結果、容器のリサイクル費用の7割を自治体が負担していることが、明らかになりました。これは、現在の容器包装リサイクル法の役割り分担に問題があると考えます。
・消費者は、分別して出す。
・自治体は、回収・分別(異物の除去)・圧縮・保管。
・事業者は、集められたものに対しての再商品化をする。
という、1番費用の掛かる回収・保管等が自治体に課せられた法律なのです。これでは、リサイクルに取り組めば取り組むほど税金が使われ、財政を圧迫していく事になります。
 事業者の負担は、たった3割しかなく、回収(リサイクル)させずに処分されてしまえば、その分の再商品化の負担がないため、ごみ量を製造段階で減らす努力やリユース(再使用)を採用する動機付けになっていません。
 このリサイクル費用を自治体が税金で負担するのではなく、製品に初めから内部化することで、事業者と使った人が負担するしくみに変えることができます。そうすれば、事業者もリサイクルしやすいもの、リサイクルコストの掛からないものに製品を替えていく努力が生まれ、ごみの発生抑制につながります。
 小金井市は、人口約11万人。財政規模約300億円。その内、ごみの処理・リサイクルに年間約20億円を掛けています。2リットルのペットボトル1本の処理に22.3円。ごみになるからと買わない人、全然気にしない人、同じ税金から負担してる・・・・なんか、おかしいと思いませんか。

八ツ場(やんば)ダムって、本当に必要なの?

地下水を大事に飲み続けたい!

 八ツ場ダム建設の総事業費が2110億円から2.2倍の4600億円に大幅引き上げされる等、国土交通省の計画変更についての同意が関係都県に求められました。東京都は、12月都議会で審議され、生活者ネットワークは反対しましたが可決されてしまいました。
 八ツ場ダムは、約40年前に東京・埼玉・千葉・茨城・群馬の1都4県に水道水を供給する目的で計画されました。しかし、現在は首都圏の水需要は横ばいが続き、人口減少や節水タイプの家電等が増える中、水は余る状況にあります。
 多摩地域では日量約40万トンの地下水が利用されており、これ以上のダム建設は必要ありません。一方、八ツ場ダムの完成とともに全てダムの水に切り替える計画が進められているところがあります。地下水を水道水として約7割利用している小金井市として、都が水循環という考え方を持っていることからも、現在「補助的水源」としか考えていない地下水を「水道水源」として認めるように意見を挙げるべきと質問しました。地下水についての小金井市の考え方をまとめ、都に要望を文書で挙げていくとの答弁がありました。
 また、八ツ場ダムは、それ自体に大きな問題を抱えています。吾妻川の上流は温泉や硫黄鉱山跡地などがあり、砒素等の重金属や窒素、リンなども計測される強酸性の河川です。その中和のために品木ダムを建設し、日量60トンの石灰の投入など、年間十数億円の維持管理費をかけています。更に、この地域は地すべりが起こりやすい地質で、ダムに沈む地域の代替地も危険地域になっています。
 こうした状況にある八ツ場ダムの建設、もう、今は必要ないですよね。

「化学物質の子どもガイドライン」を知っていますか?

 〜室内空気編〜 ができました。

 化学物質による室内空気の汚染から、体調不良を訴えるシックハウス症候群が増えています。体質によっては化学物質過敏症になる可能性もあり、不安が広がっています。特に子どもが長時間過ごす学校で起きることをシックスクールと呼び、子どもの健康被害を未然に防ぐための迅速な決断と説明責任を果たすことが行政に求められています。
 東京・生活者ネットワークは、都に対し、95年に当時学校で使用されていたパラ剤の不使用を求めて以来、環境ホルモン物質対策などをはじめ、様々な化学物質問題を取り上げ、これまでの大人に合わせた基準ではなく、成長期にある子ども対象の基準づくりを求めてきました。
 それに対し都は、98年に独自にホルムアルデヒドの基準値を策定、02年に「住まいの健康配慮ガイドライン」の発行など、施策を具体化し、昨年から「子どもへの化学物質の健康影響を未然に防止するためのガイドライン」の施策を始めています。02年7月には、「鉛ガイドライン(塗料編)」、そして今年1月に「科学物質の子どもガイドライン(室内空気編)」が作られました。
9月の定例議会で、シックハウスに対し、どのように対応していくのか質問したところ、公共施設については製品安全データシート等で材料を精査し、工事完了後は安全を確認してから引渡しと考えているとのことでした。一般住宅においても、改築・新築時の建材、殺虫剤、床ワックス等、ガイドラインに基づく指導ができないか尋ねると、一般住宅等にどういうことができるか、ガイドラインの市民への周知も併せて検討すると、市長から答弁がありました。また、相談機能についても、関係各課、医療機関等と連携し、体制強化をするよう要望しました。

新宿高島屋の屋上緑化を見学

10月2日、お天気に恵まれた中で屋上を見せていただきました

 タイムズスクエアビルを取り巻くように、また、屋上やバルコニーにも植栽があり、「人にも地球にもやさしい環境に配慮した商業ビルをめざして」の取組を行っているとの説明がありました。
 ①敷地内の公開空地に街路樹で緑の帯をつくる。②屋上等にも緑化率30%を確保し、人と自然の調和を図る。③敷地の南に公開公園をつくる。④14FR(屋根部)を緑化し、ヒートアイランド現象の抑制を図る。⑤13Fバルコニーに植栽。
 ビルのオープンに際してこの5点を行い、建物の中もISO14001による環境に配慮した取組みがされていました。
 普段、人が入らない14階の屋根には、高層にありながらもすくすくと草が伸びていました。どこからか種が飛んで来るそうで、ビルオープン当時の1996年(H.8)には、8種(クローバー・ミヤコグサ・西洋タンポポ・タイム・野芝・ビオラ・ポテンチラ・タツタナデシコ)の種を蒔いたのに、自然のままに現在はそれを侵食するがごとく「チガヤ」が一面を覆っています。自然の力強さを感じました。
 13Fバルコニーは食堂街のフロアにあり、洋食店の席がオープンになっている場所は、開放感のあるスペースで食事ができるようになっています。ここは、屋上とは全く違う管理された植栽の空間ですが、緑が多いとホッとしますね。
新宿というのを忘れた一時でした。環境を少しでも保全するために、私たち一人ひとりに何ができるか、考えてみませんか?

議会の一般質問をインターネットで配信

 年4回(3・6・9・12月)の定例議会に、議員が行政に対して政策の考え方を聞いたり、提案したりする1つの場として「一般質問」があります。各自治体ごとに質問時間などの差がありますが、小金井市では、事前に通告すれば各議員が毎回、質問と答えのやり取りを1時間することができます。
 今回その様子を、NTTのご好意によりインターネットで実験配信されることになりました。しかし、録画の日は1日のみ。希望が20人あり、1人15分の持ち時間で行われました。
 本来、1人1時間できるのに15分? と思いましたか?
そこは、権利を大切にする小金井市議会。残りの時間を使いたい人は、後日の日程でできることになっています。
 実験配信は、9月11日から、11月25日までのあいだ、小金井市のホームページから見られるようになっています。
 私、小山美香の質問内容は、下記です。
●室内空気の汚染から、子どもたちを守るために
 東京都健康局で「化学物質の子どもガイドライン〜室内空気編〜」が策定された。それを受けて、小金井市での対応はどうなっているのか。
  ①シックスクールの対応について
  ②シックハウスの対応について

リサイクル工場の見学に行きました。

 足立区にあるその工場は、再資源加工(ビン、缶、発砲スチロール、ペットボトル等)、リユースビンの洗浄等、いろいろなことを手掛けていました。
 ビンは、リユースビンもワンウェイビンも自治体で集められたものが、かごに入って持ちこまれます。ちょっと前までは、約6割がリユースビンでメーカーに戻されていたそうですが、容器包装リサイクル法が施行されるようになってから、逆にワンウェイビンが増えてしまったとか・・・。そういえば、ジュースもビールもビンが少ないし、醤油も牛乳も・・・。
 洗ビンの工場では、いくつかの生協で実施している統一規格のリユースビンを洗っていました。環境への負荷を考えると、ビンは1回使って砕いて、またビンに作り変えるワンウェイビンよりも、何回も洗って使えるリユースビンの方が優れもの!なんです。
 ペットボトルもリサイクルできるといいますが、どれだけ各自治体が処理費を負担している事か!!
 7月20日号の小金井市報で、ごみ処理にかかる市の負担分が掲載されました。ビンは1本(100g)7.7円、スチール缶1本(50g)9.5円、そしてペットボトルは2ℓ1本(75g)なんと22.3円もするのです。さすがに市報には、「ごみを減らせば古紙、びん、缶、ペットボトル等の資源は増えてもいいというものではありません。資源の処理にもばくだいな費用がかかっています。」という一文が書いてありました。
 使う側の意識として、「ごみになるものはなるべく買わないようにする」事が必要ですが、もっと生産者がリサイクルにかかる費用を負担し、そのコストを商品に上乗せすることで、買う側のごみに対する意識も変わってくるはずです。
 ペットボトルは買わないという人も、リサイクルすればいいんじゃないという人も、同じ市の税金で処理されているんですよ。

毎週土曜日は、ノーレジ袋デー

お買い物は、マイバッグで

 小金井市では、先週の土曜日から「ノーレジ袋デー」が始まりました。市内の事業者にも協力を求め、ごみ減量の一環として呼びかけています。18日(金)の夕方には駅頭で、市職員・市長・議員・ごみ減量推進員がキャンペーンを行いました。もちろん私も呼びかけに参加しましたが、どのくらいの方がマイバッグの持参を実行するでしょう。
 小金井市は焼却場の老朽化が激しく、燃せると書いてあっても、有毒ガスが出なくても、プラスチックやビニール類は、リサイクルできなければ全部、燃やさないごみとして回収しています。うっかりしていると、コンビニではレジ袋に入っちゃっていることも間々ありますが、どれ程ごみとして捨てられていることか・・・。
 明日は、2回目の「ノーレジ袋デー」。まだまだ知らない人も多いと思いますが、出かける時は、買い物用のマイバッグをかばんに入れる事を習慣にしませんか。

「小金井市の地下水と湧水を保全する条例」を提案しました。

 2年前の2001年6月、小金井ネット単独で「地下水を保全する条例」を議会に提案しました。しかし、審議を付託された建設環境委員会で新たに条例をまとめて制定していくことになり、その条例案は、その年の12月議会で取り下げました。
 地下水条例を作るために、環境を保全する団体の方々と懇談会をして意見を伺ったり、議員研修で地下水についての学習会をしたりと準備を進めてきました。しかし、「環境基本条例」が制定されることから、「地下水を保全する条例」は必要ないという意見が委員会メンバーから出され、2002年12月、建設環境委員会としての条例の提案は無くなりました。
 それでも、地下水条例が必要と考える議員が議会の過半数を超えることから、会派を越えて有志が集まり、環境団体等の方にも意見を伺いながら、2003年6月定例議会に向けて「地下水と湧水を保全する条例」をまとめました。6月26日の最終本会議に共同提案し、建設環境委員会で審議される事になりました。
 8月25日に建設環境委員会が開催されます。皆さん、是非、傍聴に来てください。