ストップ!地球温暖化

環境自動車燃料・菜の花プロジェクト

地球の存亡をかけての温暖化対策。ポスト化石燃料として今、国も東京も大きく動こうとしているのが環境自動車燃料導入プロジェクトです。しかし、すでにバイオエタノールの主な原料のとうもろこしやさとうきびなどが、食糧の高騰を招いています。
環境自動車燃料が命の糧を脅かしてはなりません。まず、省エネをすすめ、世界最大の消費地である東京のもつ特性を最大限に生かしたバイオ燃料の開発、供給をめざすべきです。
廃食用油はもちろん、建設廃材、下水汚泥などさまざまな廃棄物、多摩産材の端材などの有効利用が資源循環型エネルギーへの道を拓くことになります。

温暖化対策はさまざまな市民活動との連携なしでは広がりません。全国的な広がりをもつ「菜の花エコプロジェクト」や、自治体、市民団体やNPOが家庭の廃油をリサイクルしてバイオディーゼル燃料として使用している試みは注目に値します。

6月に発表された「都有地利活用」(※)の方向性を評価し、新たな公の仕事・温暖化対策としての緑の確保、市民活動の支援などに有効に活用されるよう期待したいと思います。

(※)東京都財務局は、都有財産の利活用にあたって「今後の財産利活用の指針」を発表。これまで都は財政再建の観点から「売却」を中心に財産の利活用をはかってきたが、今回の指針では、緑の創出の実現に向けた都有財産の積極的な利活用や、都の施策への協力を条件として自治体に売却することや貸付けをも可能とした。

緊急課題!小山が丘の廃プラスチック処理施設問題

市民の請願は議会でどう審議されるか?

 南大沢4丁目に隣接する町田市小山ヶ丘にある都有地が、町田市の仲介により株式会社「佐久間」に売却され、町田市の廃プラスチック処理の委託を受ける施設の建設が計画されています。杉並病を引き起こしたのもプラスチックの処理過程で生じる化学物質が原因と言われており、多くの人が環境や人体に与える影響について心配しています。杉並病で影響が出たといわれる範囲である半径6キロを円で囲むと、南大沢・別所はもちろん北野〜多摩センター周辺がすっぽり囲われてしまいます。

しかし、町田市は説明会の対象範囲を「町田市住みよいまちづくり条例」の手続きに沿った半径50メートルに限り、八王子市の住人や行政には施設の建設計画が知らされませんでした。このままだと来年4月から9月にかけて工事が行われ、竣工後、2006年度中に町田市は業務委託を行う見通しです。町田市、そして土地の所有者であった東京都に対して大きな不信感を抱かずにいられません。

私たちが毎日出しているごみの問題だからこそ、きちんと行政と市民、そして専門家が協議して処理の問題を時間をかけて話合うべきです。そして、まずリサイクルありきではなく、プラスチックごみの発生抑制そのものについて対策を講じていかなくてはなりません。

市民からの働きかけでやっと12月3日に八王子市民向けの説明会が企画されましたが、八王子市議会に向けて市民から請願も提出されるようです。厚生水道委員会に付託された場合、12月7日(水)1に審議されます。どのように審議されるのか、ぜひ傍聴に行って確かめましょう。委員会の開始時間は10時からです。

野鳥が飛びかう環境を守りたい

私の友人に大の野鳥好きがいます。バードウオッチングに出かけては、嬉しそうに出会った鳥のことを話してくれます。
大栗川と多摩川の合流地点でオオタカが見られるのもその友人に聞きました。先日も野鳥の群れに出会い雀だろうと思っていたら「カワラヒワ」とのこと。みんな雀に見えていたけどアオジ、カシラダカ、ホオジロなど実に様々な野鳥が身近にいると知り驚きました。先日は、メジロ、コゲラ、エナガ、シジュウカラ、ヤマガラなどに出会いましたが混群というのだそうです。

ふと以前に読んだレイチェルカーソンの「沈黙の春」を思い出しました。生物が死に絶えた静けさの未来を予測する寓話の導入部がショッキングでした。

原因は有機リン系農薬で農薬の怖さを示唆していました。そういえば、私が生活者ネットのメンバーになった当時力を入れていたのが、「団地の緑地や学校、公園で除草剤を使わせない」という活動でした。今、公園の芝生にクローバーなど雑草が生えているのは除草剤をやめたから。野鳥が飛び交う環境をいつまでも残したいと思いました。

「高尾自然科学博物館を考える会」シンポジウムに参加して

自然とふれあい生態系を学べる機能の存続を

高尾山は広く市民に親しまれている山で年間200万人以上の人たちが登っています。小学校の遠足の定番となってるため高尾山に一度はみんな登っているといっても過言ではないと思います。
標高は600mと低い山ですが、自然の生態系が残され動植物の宝庫といわれています。

その高尾山の玄関口にあったのが東京都高尾自然博物館です。40年にわたり親しまれてきましたが、昨年3月31日に廃止され八王子市に博物館機能を継続し、移管後5年以内に元敷地内に新施設の開設を予定しています。

しかし、どのような形態でどう運営されていくのか定まっていません。そのことを憂いた方々が「高尾自然科学博物館を考える会」を設立しました。2月15日に第1回目のシンポジウムが行われ、参加しましたが、生態系を学ぶ大切な施設として存在していたことを改めて痛感しました。

東京都は「地域性の強い小規模な博物館であり都として今後も所有する意義は薄く廃止が適当」という行政評価を下しましたが、8万点にも及ぶ標本類の扱いはどうするのかなど今後八王子市がどのようにしていくのかしっかり注目していく必要があります。

高尾山のふもとにあるという好条件を生かし、自然と直接ふれあい生態系を学べる機能を継続するよう提案していくと同時に、構想段階からの市民参画を働きかけていきたいと思います。