2011年は武蔵野・生活者ネットの飛躍の年に

2010年も全力で駆けぬけました

  井の頭公園雑木林
  井の頭公園雑木林
 来る2011年は統一地方選挙が4月にあります。武蔵野・生活者ネットワークにとっては、砂川なおみから西園寺みき子へのローテーションを成功させることが何より重要な課題となります。念願の複数化は困難な状況ですが、私たちの活動は今年も地域に広がりました。
 様々な調査活動、ヒアリングをもとに議論し政策提案を重ねる中で、今年何よりもうれしかったのは、これまで地域で活躍してきた市民の皆さんとともに議論し、学ぶ場が増えたことです。
 市民協働サロン、むさしのヒューマンネットワークセンターの連続講座の充実ぶりについては、まとめられた冊子をぜひご覧いただきたいと思います。
 その中から武蔵野市ならではの課題も見えてきました。地域の課題解決のために一番必要なことは、異なる立場の市民が納得のできるまで議論ができる場、そのための情報共有、学び、それを後押しする行政のサポート、そのことによって生まれる信頼関係だと考えます。
 自殺者が12年連続で3万人を超え、孤独死が社会問題化してきた今こそ、福祉のセイフティーネットやコミュニティ構想の再構築を考える時です。その人が望む生活の質や、何をもって幸福と感じているのか、人がどう生き、終末の時をどう迎えるのかが問われています。これまでの都市の在り方から切り離されていた死生観を含む自治体の在り方を第五期長期構想で議論していかなくてはなりません。それは私たちがまさに時代を創っていく主体であることを証明できる場です。ちょっと大変そうだな、と思いつつも未来をつくる大人になったんだなとしみじみ思います。
 2011年が皆様にとって良い年でありますように!

食品表示制度の抜本改革について国へ意見書を求める陳情が全会一致で通りました

クリスマスの食卓が安心・安全な食品であるためには

手作りNONGMO食材のケーキ 
手作りNONGMO食材のケーキ 
 22日本会議が終わりました。今回の議会では、保育園条例や、市有地の処分、補正予算等の審議の他にも「議員が『委員会審議において、無線ランを導入したパソコンによる検索』および『委員外議員との審議中のメールの送受信』を行うことに対し、早急に中止を求める陳情」や「ドッグラン開設に関する陳情」「地域福祉の推進と武蔵野市民社会福祉協議会事務所確保に関する陳情」「関前・境地域におけるムーバス路線実現に関する陳情」が出され継続審査となりました。
 そんな中で「食品表示制度の抜本改革について国へ意見書を求める陳情」が全会一致で採択され国に意見書が出されました。この陳情についてはネットメンバーも参加している「武蔵野の食の安全を守る会」から出されました。要旨は消費者が知る権利に基づいて、買う、買わないの判断ができる社会の実現を目指し、食品表示制度の抜本改正を求めて、①加工食品原料のトレーサビリティーと原料原産地の表示を義務化すること。②すべての遺伝子組み換え食品・飼料の表示を義務化すること。③クローン家畜由来食品表示を義務化すること。以上3点を国に対して意見書を提出することを求めるものです。
 いま世界中で一番遺伝子組み換え食品を食べているのは日本人だといわれています。しかもほとんどの人が気づかず食べています。なぜならば、油、醤油、家畜の飼料に遺伝子組み換えの農産物を使っていても、日本では表示義務がないからです。また、農薬や害虫に強い遺伝子組み換えの作物は一時的に農薬を減らす効果がありますが、耐性を持つ昆虫や雑草が出現しています。今年名古屋で開かれたCOP10、MOP5でも遺伝子組み換え作物の問題点は指摘されています。
 武蔵野市議会で全会一致で国に意見書を出せたことは、持続可能な社会にしていくためにも有意義なことだと思います。

厚生委員会で審議された市民社協の事務所確保に関する陳情について

地域福祉のネットワークを築いていくために必要な信頼

  関前の畑の霜柱
  関前の畑の霜柱
 16日の厚生委員会に、「地域福祉の推進と社会福祉法人武蔵野市民社会福祉協議会の事務所確保に関する陳情」が出されました。陳情文等については市のホームページでご確認ください。

 今回の陳情に至る経緯は、平成20年の耐震調査で現在福祉公社と市民社協の入居している大信ビルが、新耐震基準に満たないと明らかになった事と、契約期限が平成23年までである事に端を発しています。
 陳情の要旨は市民と市との協働により福祉の充実を実現したい、そのための安定的な活動拠点の確保を訴えるものです。災害時要援護者対策事業等、困難な仕事を担う地域社協の皆さんが、大切な仕事と思いながらも市からの正当な評価や位置づけがされていないと感じており、せめて自分たちが元気に仕事のできる場所の確保をと陳情されたとのことでした。

 一方で、地域社協のメンバーも策定に参加した「武蔵野市民社会福祉協議会中期計画」では「拠点の確保については、平成24年度から実施される次期『武蔵野市地域福祉計画』及び『武蔵野市第5期長期計画』において地域福祉の在り方や位置付け、武蔵野市全体のゾーニング、そして武蔵野市が保有する土地の有効活用等の視点で検討し、市民社協の拠点の確保として明記されることが手順と考える。」と書かれています。

 私は主な質問として陳情文中に「中央エリアへ場所を決定するか否かによって、市の福祉に対する取り組みの姿勢と地域社協に対する評価が判断される。」と書かれていることについて陳情者にお尋ねしました。
 お答えは、「中期計画に書かれている内容がきちんと行われるのであれば良いことで、今まで文章に書かれていても実行されなかったり、変更されたこともあった。」「場所というよりも自分たちの活動に対し、市が重要と考えているのかどうかわからない点が、つらい。」「このままでは担い手がいなくなってしまうので、何とか、元気になるような提案を受け止めてほしい。」というものでした。

 そこで行政に対し中期計画の周知・地域懇談会やブロック別懇談会など地域社協の方が議論できる場・拠点の決定プロセスについて質問しました。
 答弁として「中期計画にある拠点の確保についての説明が足りなかった。今後も議論の場を設けていく。」市長からは「いつも感謝の気持ちをお伝えしているつもりであったが、十分ではなかった。地域福祉は重要と考えており、今まさにスタートしている第5期長期構想や地域福祉計画で、あり方について十分ご議論いただきたい。その議論の後、場所についても方向性が決まっていくものと考える。」副市長からは「今後の武蔵野市の福祉・コミュニティーを考える上でも地域社協の皆さんは重要な存在」との答弁がありました。
 陳情はさらに議論の整理が必要との提案で継続となりました。

 今回の質疑により、市民行政ともにコミュニケーション不足が補われ、お互いの信頼関係を築くための新たな一歩が踏み出せたのではと思いました。

地域の縁側、居場所づくりについて

第4回定例会で一般質問をしました その2

  紅葉が残る市民公園
  紅葉が残る市民公園
 一般質問二つ目の項目についてお知らせします。詳しくはインターネットの録画でご確認ください。

地域の縁側、居場所づくりについて

 戦後日本社会は経済的な繁栄を手に入れた一方で、それまで人々を繋げていた鎮守の森・御堂・駄菓子屋・庭先の縁側など人々が気軽に交流し、子どもが遊び、時には悩みを話し合う、そんな場所が農村を中心とする地縁・血縁的な共同体が都市化による分断で、70年代にはほとんどなくなってしまいました。

 精神障がい者の就労支援でも引用した広井良典氏はコミュニティーについての発言として「もともと日本の農村では、神社やお寺などの空間は、そこにある森や自然とともに、生と死を超えて人々がそこに帰っていくような場所として意識されていた。戦後の日本社会とは、高度成長期を中心に、農村から都市への人口大移動の歴史であった。こうした結果、現代の日本人は、かつて神社やお寺が共同体の中で果たしていたような役割に変わるものをなお見いだしておらず、コミュニティーと自然・スピリチュアリティーとのつながりを失っているように見える。(ケアの行方 科学の行方)」と指摘しています。

 一方で。都市の最先端の在り方として、昭和46(1971)に武蔵野市ではコミュニティー構想がつくられ、自主的な市民の活動により市民自治のまちづくりを目指してきました。しかしこの時代を担った市民の方々は高齢化し、引き継ぐ世代の市民活動への考え方もこれまでと異なって来ています。
 第5期長期構想の中でもコミュニティー構想の再構築は大きなテーマとなっています。
 今あるコミュニティーセンター、テンミリオンハウス、0123、地域社協による活動、様々な生涯学習、ヒューマンネットワークセンター、市民協働サロン等の人がつながる場としての機能をさらに高めるためには何が必要でしょうか。

 参考データとして木村忠正早大教授による対人信頼感の学生比較調査があります。日本、韓国、フィンランドの学生に対し「ほとんどの人は他の人を信頼している」と思うかを尋ねたところ、日本の学生は「そう思う」「ややそう思う」を合わせても4割に満たず、フィンランド、韓国では、7割を超えています。
 「気をつけないと誰かに利用されてしまう」という問いでは「そう思う」「ややそう思う」合わせて日本は8割近くあり、フィンランドは3割以下です。韓国では日本と同じくらいですが「そう思う」人の比率が10パーセントほど低くなっています。調査期間や年齢にズレがあることから一概に当てはめるわけにはいきませんが、日本の風潮の一端を示しているといえます。
 かつての日本では、同じ故郷、同じ会社など、同質的な共同体への所属に対する一種の信頼がありましたが、今では対人的な信頼感が低く、単身世帯の増加など人が孤立しやすくなっています。

 武蔵野市ではそんな中で新たな可能性として、「日比野さんち」、「交流ハウス南町」、「市民協働サロン まちづくり講座」「緑町きらきらプロジェクト隣人カフェ」の活動があります また無作為抽出の市民ワークショップは初対面の市民が相手の意見を聞く事、みんなでまとめて発表する事をファシリテーターを配置することで、楽しみながらスムースに進め、参加した市民に信頼感が生まれていました。
 行政の果たす役割は、それぞれの小さな公共空間を繋げる信頼関係を築くための適切な後押しをすることだと考えます。信頼を育むための学びと出会いの場の創出こそが大切です。

1、今、地域社協に呼び掛けている地域懇談会の進捗状況を伺います。

13地域社協のうち大野田と四小で行われている。ルーテル大学のコーディネートでワークショップを行い地域の課題を抽出している。

2、長期構想や地域福祉計画など目的を定めて、13地域社協の皆さんが一同に介し議論のできる場を設ける必要性について市長の見解を伺います。

現在も4ブロック会などが行われている。意見をいただく場は今でもあるが議論の場については検討する。

3、長野市ボランティアセンターが行っているまちの縁側作り実践講座、ワークショップを武蔵野市でも開催すべきと考えますが、市長の見解を伺います。

 市民のつながりを推進するための先行事例等を研究していく。

4、地域の縁側として、個人の庭、家を開放し、目的別カフェ、講座、遊び場をモデル事業として行うことについて市長の見解を伺います。

今もコミセンなどそのような場所が全くないわけではない。第5期長期構想でもコミュニティーの再構築は重要なテーマである。

5、市役所玄関ホールや、公共の場所で、展示や、催し物に合わせカフェワゴンを置いてその場に適したカフェ事業を行う事に関して市長の見解を伺います。(管理・責任は主催の展示団体が担う)

公の場では色んな人が利用するので、恒常的な設置は難しい。

6、生涯学習の全市的にまとめられた冊子ができました。さらに市民に親しみ深いものとするため市民企画の講座を紹介するなど読み物としても充実を計ることについて教育長に見解を伺います。

そのような方向で検討していく。

精神障がい者の就労支援について

第4回定例会で一般質問をしました  その1

  落ち葉の市民公園でくつろぐキジバト
  落ち葉の市民公園でくつろぐキジバト
 大まかな答弁内容ですので詳しくはインターネットの録画をご覧になってください。

 精神障がい者の就労支援について

 武蔵野市では地域リハビリテーションの理念の下、健康福祉総合計画の基本的な視点として、障がいのある人が安心して地域の中で暮らし続けられ、積極的にまちづくりに参加することが求められています。
 そのために、
1、地域住民とボランティアと連携した環境整備
2、生きがいと楽しみを感じられるようなライフステージを通じた支援
3、福祉サービスを自ら選べる相談支援・利用援助の支援体制作りが進められています。また制度のはざまで支援の届きにくかった中途障害や高次脳機能障害の方への相談事業なども着実に進められています。しかし日本では自殺者の数は3万人を超えています。

 元厚生省に勤め、現在は千葉大教授の広井良典さんによりますと
現在の日本は、個人のライフサイクルで見たときに、一生の間で医療費のほぼ半分が70歳以上の高齢期に使われているということです。
 医療費全体でも見ても、医療費33.1兆円の内、65歳以上の高齢者の医療費は全体の51.7%となっており、今後高齢化の進展の中でこの割合は高齢化のピーク時の2050年には医療費全体の7割から8割にまで及ぶことが予測されます。
 他方、先進諸国における15歳から44歳までの病気の負担(WHO等で使われるDALY〔Disability Adjusted Life Years〕とよばれる指標に基づく概念で、どのような病気が寿命を短くしたり障害の原因にとなっているかを一定の基準で表すもの)を示したもので、これを見ると、男性・女性共に、うつや統合失調症・アルコール依存・交通事故など、精神的・社会的なものが中心になっていることが分かります。
 もし、人生前半の医療という言葉を使うとすれば、そうしたものの多くはこのように精神関係や社会的なものが主体になってくるとされています。

 医療費の負担や仕事への不安を抱えながら、精神の病気と闘っている人に対する積極的な支援が将来的な医療費の負担を減らし、自殺を防ぐことにもつながります。
 精神障がいの人々や家族は、まだまだ病気をオープンに出来ないで、内側に閉じてしまう傾向があります。武蔵野市の福祉のデータでは平成17年度と21年度の比較で精神障害者保険福祉手帳を持つ人が100人増えており、医療費補助を受けている人は2,000人に近くなっています。今後さらに増えると予想される精神疾患を持つ人々に、地域でその人らしい生き方を可能にするようなサポートが必要です。相談機能の充実や病気への周囲の理解はもちろんですが、社会復帰・社会参加の道筋が見える、自分の能力に応じた働き方が選べることによって、生活が安定し本人の精神の安定、回復につながります。

1、東京都の心身障害者福祉センター、精神保健福祉センター、保健所との連携の具体的な内容について伺います。

困難事例や職員の専門研修について連携している。保健所とは精神保健連絡会、課長会を行い啓発事業等を行っている。

2、地域自立支援協議会のこれまでの活動の経緯を伺います。

専門部会として働く、暮らす、防災、に加え権利擁護、相談支援、当事者の部会が加わり当事者参加が進んでいる。

3、現在相談窓口として相談支援事業者(びーと・ライフサポートMEW 共に地域活動支援センターを併設)や市役所窓口、障害者支援センターなどが位置づけられていますが、一人の利用者を継続して相談担当するケアワーカーを定め必要なときに必要な支援に繋げることが必要と考えますが市長の見解を伺います。

人事異動の際にもケアの流れが途切れないよう今後も繋げていく。

4、市内で自立支援医療 精神通院の給付を受けている人は平成17年度申請件数727件に対し、平成21年度は1931人であり、心の問題を抱える人が増えています。一方、「市民心の相談室」の利用者が少ない原因についてどのように分析しているのかについて伺います。
 また心に悩みを持つ人が最初に訪れた窓口での対応がその後のサポートに大きく影響するため、総合相談窓口に心の相談室の専門家を派遣する可能性について伺います。

相談日が少ない事もある。専門家を派遣する予定はない。

5、精神障がいの人に必要な情報を伝えるため広報誌「こころのつながり」をイラストを入れるなど親しみのもてる編集にし、年2回の発行回数を増やす、ホームページを解り易く充実させることについて市長の見解を伺います。

情報が届くよう検討していく。

6、精神障がいの方の家族会の支援について現状を伺います。

市長も実際お目にかかって話を聞いているが、今後も続けていく。

7、12月12日、武蔵境に「障害者就労支援施設カバーヌ(CABANE)」が開設します。事業規模としては、就労継続支援B型定員14名、就労移行支援定員6名です。
 統合失調症やうつ病の方の施設ですが、高次脳機能障害の方、知的遅れのない発達障がいの方も受け入れています。本のクリーニング・PCによる出品作業・在庫管理・梱包・発送作業・接客など 浩仁堂(ネット販売を中心とした古書店)への雇用へとつながるステップアップの場として、そのほかの就労へのトレーニングの場として、また持てる力を働くことで活かしたい障がい者のための場となっています。このような情報は関係機関でどのように共有されているのか伺います。

立ち上げから相談を受けているので関連部署では情報を共有している。市内の関係するところにパンフレットを置く。

8、武蔵野市ではこのような施設は現在2か所ですが三鷹市には10か所ほどあると聞きます。さらに地域で就労支援施設を増やしていくために、市としてどのよう支援の可能性があるのか伺います。

家賃補助や、会議の場の提供、周知などで協力していく。

9、「あいる」の積極的な活動により平成21年度75人の障がい者の雇用を実現していますが、登録者は206人とのことです。さらに就労の場を増やすために市関連で福祉的就労と一般就労との中間的な雇用の創出(短時間ではあるが専門性のある職種、例図書館司書・会計士など)を考えてはいかがでしょう。市長の見解を伺います。

「あいる」において企業に働きかけていく。

精神障がい者の就労支援と地域の縁側(居場所づくり)事業について一般質問します

第4回武蔵野市議会定例会 一般質問 は12月8日から

  市役所隣  市民公園の紅葉
  市役所隣  市民公園の紅葉
 12月8日からの定例会で精神障がい者の就労支援と地域の縁側(居場所づくり)事業について一般質問します。私は7番目なので午後3時過ぎになると思います。当日議会事務局に確認の上傍聴に来てくださるとうれしいです。以下の質問を予定しています。

精神障がい者の就労支援
1、東京都の心身障害者福祉センター、精神保健福祉センター、保健所との連携の具体的な内容について伺います。

2、武蔵野市地域自立支援協議会のこれまでの活動の経緯を伺います。
3、現在相談窓口として相談支援事業者(びーと・ライフサポートMEW 共に地域活動支援センターを併設)や市役所窓口、障害者支援センターなどが位置づけられていますが、一人の利用者を継続して相談担当するケアワーカーを定め、必要なときに必要な支援を繋げることが必要と考えますが市長の見解を伺います。

4、市内で自立支援医療 精神通院の給付を受けている人は平成17年度申請件数727件に対し、平成21年度は1931人であり、心の問題を抱える人が増えています。一方、市民心の相談室の利用者が少ない原因についてどのように分析しているのかについて伺います。
また心に悩みを持つ人が最初に訪れた窓口での対応がその後のサポートに大きく影響するため、総合相談窓口に心の相談室の専門家を派遣する可能性について伺います。

5、精神障がいの人に必要な情報を伝えるため広報誌「こころのつながり」をイラストを入れるなど、親しみのもてる編集にし、年2回の発行回数を増やす、ホームページを解り易く充実させることについて市長の見解を伺います。

6、精神障がいの方の家族会の支援について現状を伺います。

7、12月12日、武蔵境に障害者就労支援施設カバーヌ(CABANE)が開設します。事業としては、就労継続支援B型定員14名、就労移行支援定員6名です。
統合失調症やうつ病の方の施設ですが、高次脳機能障害の方、知的遅れのない発達障害の方も受け入れています。
本のクリーニング・PCによる出品作業・在庫管理・梱包・発送作業・接客など「浩仁堂(ネット販売を中心とした古書店)」への雇用へとつながるステップアップの場として、そのほかの就労へのトレーニングの場として、また持てる力を働くことで活かしたい障がい者のための場となっています。このような情報は関係機関でどのように共有されているのか伺います。

8、武蔵野市ではこのような施設は現在2か所ですが三鷹市には10か所ほどあると聞きます。さらに地域で就労支援施設を増やしていくために、市としてどのような支援の可能性があるのか伺います。

9、「あいる」の積極的な活動により平成21年度75人の障がい者の雇用を実現していますが、登録者は206人とのことです。さらに就労の場を増やすために市関連で福祉的就労と一般就労との中間的な雇用の創出、短時間ではあるが専門性のある職種(例、図書館司書、会計士など)を考えてはいかがでしょう。市長の見解を伺います。

地域の縁側(居場所)づくり事業について

1、今、地域社協に呼び掛けている地域懇談会の進捗状況を伺います。

2、長期構想や地域福祉計画など目的を定めて、13地域社協の皆さんが一同に介し議論のできる場を設ける必要性について市長の見解を伺います。

3、長野市ボランティアセンターが行っているまちの縁側作り実践講座、ワークショップを武蔵野市でも開催すべきと考えますが、市長の見解を伺います。

4、地域の縁側として、個人の庭、家を開放し、目的別カフェ、講座、遊び場、をモデル事業として行うことについて市長の見解を伺います。

5、市役所玄関ホールや、公共の場所で、展示や、催し物に合わせ、その場に適したカフェ事業を行う事に関して市長の見解を伺います。(管理・責任は主催の展示団体が担う)

6、生涯学習をまとめられた冊子ができました。さらに市民に親しみ深いものとするため市民企画の講座を紹介するなど読み物としても充実を計ることについて教育長に見解を伺います。

平和への祈り、武蔵野から

市民平和フォーラム 音楽と語りとピースキャンドルの集い

井の頭公園 長崎平和記念像レプリカ
井の頭公園 長崎平和記念像レプリカ
 11月20日井の頭自然文化園で市民平和フォーラムが開催されました。

田上富久長崎市長講演
「戦争のない未来のためにできること」

パネルディスカッション「平和な世界に向けて、武蔵野市に期待するもの」
パネリスト 田上富久長崎市長、都留康子さん(平和施策懇談会会長)井口秀男さん(世界連邦運動協会武蔵野支部長)菊池圭永子さん(非核宣言都市平和事業実行委員会)邑上守正武蔵野市長

被爆ピアノによる演奏 梅岡巧さん(武蔵野けやき会)松原みくにさん「主よ、人の望みの喜びよ」他
お話し 矢川光則さん(被爆ピアノ調律師)
平和にちなんだ曲の合唱 境南小学校合唱団「平和を我らに、平和の鐘」他
全員合唱 「青い空は」「ふるさと」

 長崎・平和記念像は武蔵野市の名誉市民である北村西望氏が井の頭公園のアトリエで5年の月日をかけ昭和30年に完成しています。また昭和19年11月24日は武蔵野市にあった軍需工場「中島飛行機製作所」に東京で初となる空襲を受けた日です。市では11月24日を「武蔵野市平和の日」に制定する方向で検討が進められています。
 田上市長さんは「真実を伝える、提案する、ずれを正す、力を集める、あきらめずに発信」この5つのキーワードについて具体的な例を挙げお話しされました。長崎での高校生一万人署名活動・直接戦争体験者の方々にインタビュー、戦争体験の聞き取りによる親子記者新聞・長崎ピースタイムズを発行など、次世代に記憶をつなぐ活動を知ることができました。
最後に「青い空は」の歌を歌詞の重さに圧倒されながらも、参加者全員で歌うことができて平和への思いを分かち合えたと思います。

 11月24日北ホールで「音楽と語りとピースキャンドルの集い」が武蔵野憲法市民フォーラムの主催で行われました。スピーチ、朗読劇や音楽の後、みんなでキャンドルを持ち中央公園まで静かに歩きました。冷え込んだ冬の空に美しく大きなお月さまが上がり、そういえばこんなにたくさんの人と月を見上げることもなかったなと思いました。中島飛行機製作所のあった武蔵野中央公園とその一帯は緑が多く、軍需工場の面影はほとんどありません。当時の記憶を持つ方が高齢化している今、戦争の記憶を繋げていくためにも「武蔵野市平和の日」の制定は意味のあることだと思います。
 市役所ロビーでのパネル展示(「武蔵野の空襲と戦争遺跡を記録する会」協力)、南町コミセン「広島・長崎被爆展」もこの時期に合わせて開催されました。 

山口情報芸術センター(YCAM)ビッグウェーブがなんといっても圧巻

武蔵野市都市計画審議会の山口市視察

   新山口駅にかかる虹
   新山口駅にかかる虹
 11月15日から16日まで都市計画審議会の視察で山口市に行ってきました。

・山口市小郡総合支所 新山口駅周辺 山口市ターミナルパーク整備 
・山口情報芸術センター(YCAM)
・山口市市役所 都市景観 中心市街地活性化基本計画 都市再生整備計画 都市マスタープラン バリアフリー基本構想

 山口県のほぼ中央に位置する旧小郡町は、交通の要衝として発達していました。山口市と合併し、新幹線の小郡駅は新山口駅となり、ターミナルパーク整備が行われています。
 新山口駅はJR山陽新幹線と山陽本線、宇部線、山口線が乗り入れています。SL(新山口−津和野で復活)が走っていたころの扇形車庫まで残されています。今でもこれらの線路をまたぐ通路は大変長く、バリアフリー化やにぎわいの創出に向けて周辺の整備が進められています。
 ちょうど視察の時に大きな虹が新山口駅の上に自由通路の様にかかり、珍しさと美しさに見とれました。

 山口情報芸術センターは、湯田温泉駅と山口駅の中ほどにあります。YCAM(山口情報芸術センター)はメディアテクノロジーと身体をめぐる新しい芸術表現活動を追求する複合文化施設です。
 磯崎新氏の設計による山並みを模した建物は、広々とした平面を持ち図書館、スタジオ、創作学習室が同じ平面に見渡せるように存在しています。
 アーティストによる作品制作やスタッフの日常的な研究・創作活動を行うラボラトリー(作業工房)は、専門的なスタッフが常駐しジャンルを超えた共同制作、大学や企業との共同開発、館内の空間デザインワークを担っています。これらの蓄積が創作・学習室に生かされ、参加者が最新の技術を見聞きするだけでなく、可能性と意味を発見し、体験・理解することに繋げています。
 世界で最新のインスタレーション(目に見えない放射線の動きを霧箱でとらえそれを映像と音響により構成)が、無料で公開されていることに驚きました。

 山口市役所でまちづくりに関する計画の説明を受けた後で 山口市都市景観整備地区 一の坂川周辺の様子を視ることができました。
 県庁所在地の中心部を流れる一の坂川の水は清らかで、蛍や桜の名所でもあります。この風景を守るために、ガイドラインを定め建物の色彩や形態を調和するものにしています。
 さらにマンション建設予定地を市が購入し広場にしたと伺い、地価の高い武蔵野市では難しいので、うらやましく思いました。

市民協働サロン活性化交流・勉強会 無作為抽出市民ワークショップ

新しい出会いや学びの場が増え、定着してきました

  勉強会に飾られたお花
  勉強会に飾られたお花
 11月10日市民協働サロンの「まちに出て見つけよう きずなをつむぐ人たち」と題された勉強会に参加しました。昨年度の連続講座「まちに出て見つけよう 私の大事なもの」はすでに冊子にまとめられています。参加した人の実感が伝わりとっても面白いです。ぜひ協働サロンで配布されていますので読んでみてください。

 今回、3回連続講座の最初の講師は原利子さんです。(元青少協本宿地区委員長)「ジャンボリーを通して地域を見る」というテーマでした。
 原さんとは介護保険市民の会やヒューマンネットワークセンターで何年もご一緒していましたが、青少協の活動やジャンボリーについて、まとまってお話を聞く機会がこれまでありませんでした。ご自身の子育てのみでなく、地域の子どもたちを成長とともに見守り、自然観察・お祭り・コミセン活動へと自然に、社会参加に人を繋げてこられた経緯を知ることができました。
 「ジャンボリーで見つけた名前のわからない美しい鳥の羽根に魅了された」と語る原さんは少女時代を雑木林で遊んで過ごしたそうです。「ジャンボリーに行くことにより、自然の中で発見の喜びを子どもたちに体験してもらいたい」との思いが、「朝早く起きて、子どもたちをカモシカに出会わせてあげたい」「蝶の食性の草を刈らないでほしい。今年は川上村のジャンボリーで浅葱マダラ(蝶)は、ほんの数匹しか見ることができなかった。」との言葉から伝わってきました。

原さんのお話の後、グループ分けされたそれぞれのテーブルで、自然体験などを初めて出会う人と語り合い最後に意見を発表しました。原さんとの意見交換の後、アドバイザーの田中先生(日本女子大教授)の全体のまとめ、という講座のあり方もなじんできました。

 田中先生定例となったまとめの7色キーワードは、子どもの心を開放する場の必要性、大人も楽しむ、斜めの関係、ネットワークアクター、効率よりも共有、目的を見失わない、ジャンボリーは大人も子どもも体系的に学ぶ場、というものでした。
 今回の講座のまとめが楽しみです。

 13日は無作為抽出市民ワークショップの2回目でした。今回も70人ほどの参加で、これは一般的な無作為抽出参加者の2〜3倍だそうです。前回よりもさらに若い人が多いように感じました。

 目的意識を持って、初めて出会う人の話し合いがこんなにも楽しそうに行われているのを体験して、議会に同様の楽しさがないのはなぜだろうと考えてしまいます。

第5期基本構想・長期計画の策定に向けて 新しい市民参加のページが開きました。

プラーヌンクスツェレ(無作為抽出の市民による会議)による市民ワークショップ

  第30回青空市 銭湯画
  第30回青空市 銭湯画
 武蔵野市では平成24年から33年までの10年間を計画期間とする第5期長期構想・長期計画の策定を行っています。
平成24年3月の計画公表に向けて、7月からの公募市民会議、8月31日には策定委員会の設置、そして今回の市民ワークショップの開催です。特徴はなんといっても武蔵野市で初めての試み、無作為抽出の市民によるワークショップです。18歳以上の1000人の市民にお手紙を出したところ、第一回目の出席回答は100名を超え、そのうち当日参加者は72名でした。
 11月13日(土)にも同じテーマで行われます。(市役所811会議室 13時半〜 傍聴は直接会場へ)
 これまで市政に直接参加する機会のなかった市民に武蔵野市の将来像を考えてもらう方法として、5名のグループを作り自己紹介、自由討議、メンバーチェンジをして他のグループと意見交換、グループ意見のまとめ、グループごとに紙にまとめて発表しました。各自3枚づつもっているシールを自分が共感できる将来像が描かれている発表の紙に貼り投票するまで、3時間の長丁場でした。
 見学者は話に加わることはできませんが、各テーブルの間を自由に動いて討議の様子を知ることができました。其々の結果は今後の策定委員会に反映されていきます。
 最後に企画調整室長から「当初、初めて出会う人たちが議論できるだろうか、発表してもらえるだろうか、と心配していました。しかし、最後のグループ発表の際にはまるで家族の様で、皆さんのコミュニケーション能力とプレゼンテーション能力の高さに驚きました。」との感想がありました。

 武蔵野・生活者ネットワークではこれまでプラーヌンクスツェレによる市民会議を提案してきましたが、具体化したワークショップの予想以上の結果に市民参加の可能性を感じます。
 人が出会い、知り合い、同じテーマで話すことによって生まれた暖かい空気感が新鮮でした。