初回PART1のテーマは、「私の仕事・働き方」(2004年7月)。PART2は「若者が感じる社会の閉鎖性、硬直性への不安」(2005年2月)。PART3では、多摩・生活者ネットワークが開講する「政策ゼミ@Tama」からゼミ受講生を迎え、「若者と政治参加」に焦点を絞り開催。「ミニフォーラム・未来計画」を出会いの場に、おおぜいの若者たちの実態に迫ってきました。
〜いまどきのすごい若者たち〜
とかく否定的な意味で語られる「いまどきの若者」ですが、PART4となる今回のミニフォーラムでは、「いまどき」だけれど「すごい若者」たちと注目される2人の若者をゲストに迎え、「若者の社会参加の実践と課題」「若者の起業と社会の役割」などについて話し合いました(11月26日:東京・生活者ネットワーク会議室)。
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▲松本創さん:若者ひとり一人は、実は社会に向き合いたいと願っている。不登校の経験から、学校には通わない選択をした子ども、若者たちの居場所、仲間づくりの場が必要だと考えている。学校だけではない子育ち・人育ての機能が用意されていないと指摘。(小学校中退後、各地を放浪。そのときの体験が山田洋次監督の目にとまり、映画「学校Ⅳ」のモデルとなる。現在は、社会参画するNPO「ECOH」代表)
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▲駒崎弘樹さん:自らの力で現状を切り開こう、社会貢献できる起業をめざしたいと、NPOを超えたソーシャルベンチャーとして、子育て支援のしくみづくりとその実践を行ってきた。若者たちの柔軟な力が、新しい領域や新しい働き方を生み出せるよう、もっと若者の起業支援が多様に用意されるとよいとも。(地域で、子どもに関わるすべての人が子育てを支える「産・学・住・財」の連携によるしくみづくりを品川区で実践中。江東区、中央区で病時保育を実施するNPO「フローレンス」代表理事)