候補者擁立は投票日から数えて1カ月に満たない情勢の中、地域の多様な市民活動グループや多数の市民ボランティアの力を得て善戦。並み居るナショナル政党に連なる候補者に肩を並べ、オルタナティブな市民政治という選択肢を有権者に示した意義は大きく、来る2011年統一地方選挙にむけて「市民の力」「地域の力」を区政につなぐ必要性を問う、有効な機会となった。
ところで、品川の投票率31.75%は、過去最低の前回(06年、33.92%)をさらに下回る。政治に無関心な層、政治に失望している人に声を十分届けきれなかったことを真摯に受け止め、今後の活動を進めなければならない。
一方で、近年は期日前投票も一般化する中、「選挙公報」がところによっては、投票日前日に配布という選挙管理体制も大きく問われてしかるべきではないだろうか。