小池知事「復活予算廃止」にネット賛同―予算の編成過程の透明性の確保を

小池知事「復活予算廃止」にネット賛同―予算の編成過程の透明性の確保を

 

都議会生活者ネットワーク

昨日(12月1日)から始まった都議会第4回定例会の所信表明で小池知事は、これまで実施してきた政党復活予算のしくみを廃止し、予算編成過程の見直しを表明しました。

都の予算編成は、年明けに知事査定を行い、予算原案を公表した後、各党の要望を踏まえた復活予算案(200億円の枠)を発表する、という流れが通例になっていました。

復活予算については、毎年、何が復活するのかほぼ決まっており、セレモニー的な要素の強いものになっていました。都議会生活者ネットワークは、この復活予算廃止には賛同するものであり、知事は、議会での政策議論をもとに、来年度の予算編成過程の透明性をこそ確保して、しっかり行っていってほしいと考えます。

都議会では、昨年度の決算審議が行われ、今定例会での議論へと進み、その後、各会派からの来年度の予算要望が知事に提出されます。

2020年オリンピック・パラリンピック東京大会へ向けての準備も本格化されますが、その後、確実に到来する2025年超高齢社会に備えて、福祉や医療の充実、子育て支援や保育所の整備、原発に頼らないエネルギー政策など、持続可能な社会の実現にむけて重点的な予算を編成していくことを、生活者ネットワークは、要望していきます。