沖縄に、横田に、日本のどこにも「空飛ぶ凶器:オスプレイ」はいらない!

沖縄に、横田に、日本のどこにも「空飛ぶ凶器:オスプレイ」はいらない!

沖縄の米軍普天間基地に配備されているオスプレイ

沖縄の米軍普天間基地に配備されているオスプレイ

12月13日未明、沖縄県名護市東海岸沖に「夜間空中給油訓練」中のオスプレイが墜落した。米軍は「墜落」ではなく「不時着」と発表。ニコルソン沖縄地域調整官は、“県民にも住宅にも被害を与えなかった。(乗務員を)誇りに思う”とコメント。地域主権も国の主権さえも微塵にくだくコメントに怒りというような生易しいものではない、口惜しさに、心が打ち震える、そういう気持ちにさせられた人が多くいたのではなかったか。

今回の「墜落」でも、二国間に横たわる〈日米地位協定〉がバリアとなり、そも日本側に捜査権はない。2004年の沖縄国際大学ヘリ墜落事故(事件)でもそうだったように、米軍によるメディア規制も大いに懸念されるが、これとて、そも米軍基地内でさえない名護市東海岸で米軍が引き起こした事件であるにもかかわらずだ。

さらに驚いたのは同日、普天間飛行場で別のオスプレイ機が胴体着陸した事実だ。そして、これは決して沖縄だけの問題ではない。来年以降予定、とされる「横田基地オスプレイ配備計画」があるからだ。事故発生率が高く、米国内でさえ「未亡人」製造機の異名をとる欠陥機が、万一横田基地に配備されるようなことがあれば、関東一円をフィールドに昼夜分かたず飛行訓練が繰りかえされることになる。

東京・生活者ネットワークは、非武装・非戦を謳った平和憲法を擁する私たちの国に、米軍基地も、空飛ぶ凶器:オスプレイもいらないことを声明し、福生、昭島、立川ネットとともに「横田基地へのオスプレイ配備は断じてNO!」を、これまでにも増して強く打ち出していく。

過密都市東京上空を、旅客機が超低空で飛ぶ!?

加えて、国交省が強引に進めようとしている羽田空港国際線の機能強化(増便・一極化・飛行ルート変更)計画も論外だ。東京23区の上空をラッシュ時の山手線よりも頻繁に羽田に向かって低空で飛行するというもので、こちらは、2020東京オリンピックを視野に入れた計画なのだという。騒音、振動、大気汚染、健康被害、空からの落下物を、何より〈着陸前8分間・離陸後3分間に集中する航空機「墜落」事故〉を心配して暮らすなど、まっぴらごめんだ! そういう声を集めて、国交省、東京都の姿勢を問う活動を強めていく。